10/05/17
ビニールハウスの中のシュレ(2) 真っ最中でした
重曹が見つかったので、もらったワラビを茹でてみた。うまくいかなくて、ふにゃふにゃに。
茹ですぎなんだろね。沸騰させてはいけないらしい。あまり味がしなかった。

晴れた日が続いたので、田圃にはあまりシュレの卵は流出していないと思っていたが、まさにそのとおり。だんだん卵予報ができるようになってきた。ベテランの域。
でも、こんなふうに、水路の曲がり角や流入口、流出口に引っかかっているのもある。

ビニールハウスの苗も、半分以上出荷され、少なくなってきた

今日、ビニールハウスの中で救出したのは3つだが、3つ目は異様に柔らかく、石鹸の泡のようだった。
産みたてなのかと思ったら、産みたても何も、産んでいる最中だった。バケツの中に泡を入れてから気がついた。中にシュレが……まさに真っ最中だったのね。悪いことしたねえ。
だけど、今日見つけずに、明日になれば、苗が出荷されて卵は田圃の肥料になるか、そのへんにぽいっと捨てられるだけの運命。ちょっと我慢しなさいね。

家に着く頃、ようやく異変に気づいたか、顔を出した

その最中って、上も下も恍惚としているのね

これから産むところだったのに、困ったね。悩んだ末に、この泡ごと、山葵池の縁に置くことにした。
二匹とも恍惚とした表情のままで、逃げない。人生?最良のときだったのだろうねえ。子孫を残せるかどうかは別として、お邪魔して悪かったわ。
卵がすぐに流れ出さないよう、土で軽く土手を作り、ほとんど埋めてみた。

お尻がはみだしちゃっているねえ。青天の霹靂ってやつだったね

こんな感じに埋めてみた。運がよければ産卵の続きが滞りなく終わり、山葵池で生き延びるオタマもいるかもしれない。
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