10/05/12
嵐の後の卵
風が強い。
昨夜は朝まで眠れなかった。外では風雨の中、いろいろなカエルの声が混じり合って、賑やかだった。
カエルの声は全然邪魔にならないのだけれど、サーバーの引っ越しやらなんやらで頭がパンパンに疲れてしまい、寝付けなかった。
今日はずっと頭が重い。
きっと田圃はシュレの卵がいっぱい流れ出しているだろうと思ったのだが、それほどでもなかった。
あるところは集中している。↑こんな感じに。
右に見えているのが田圃の水面だが、風が強いのでこんなに波が立っている。流され、飛ばされて、シュレの卵は風下にどんどん集まってくる。
アカガエルの卵が産みつけられていたトロ箱も風でひっくり返っていた。
卵はそのまま水路に流れていっただろうか。運がよければどこかに引っかかって、田圃で孵化し、生き延びるオタマもいるかもしれない。
上流の田圃から流れてきたシュレの卵塊が見えている。すでに粉砕されていて、こうなるとほとんどオタマになるのは無理。
いっぱいあるだろうと思ってチェックしたビニールハウス。いちばん川(山)側のハウスの中はシュレの大合唱。でも、卵は1つも見つけられなかった。明日だな、これは。
左の2つは昨日の分、右の2つが今日の分。20個ちょっと。
まだ形が崩れていないやつを選り分けた。残りはかなり厳しい状態。うまくやれば半分くらいはオタマになれるかもしれない。
右側が、まだ形を保っている卵。左はかなりぐずぐずに崩れてしまっているやつ。生んだ直後に水の中に流れ出すと、泡が溶けてしまう。裸になった卵はそのまま腐ってしまうことは、ここ数年、観察してきて分かっている。
シュレの卵は孵化までがかなり難しいのだ。アカガエルのように丈夫ではない。
そんなこんなで、しばらくはシュレの卵救出お散歩が続きそうだ。
実は世の中こんなにいい加減だった!
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JIS漢字の1%は「存在しない」文字、福知山線事故は大隈重信の責任?、ソープランド誕生秘話、PSE法という大量破壊兵器、自公政権は本当なら2003年に終わっていた、裁判員精度は無理である……などなど、AIC(Asahi Internet Caster)で5年あまり連載された「デジタルストレス王」の中でも、反響の大きかったコラムを全面改定&大幅加筆、改訂。「愚ルール五悪の法則」というセオリーの下にまとめあげた読み物。
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