08/12/11
井戸掘り直し

10日に、小野商店の会長さんがやってきて、来春掘り直しと言っていたけれど、こっちで入っていた他の仕事が早く終わったり、なくなったりで時間ができたので、明日からやらせてほしいという。
鬱々と年を越すのも嫌だったので、二つ返事で「はい、お願いします」と。
今回水が出なかったことでは、いろいろと考えさせられた。
自然からの恵みを分けてもらうのに、あまりにも心構えが甘かったな、というのが最大の反省点。
見積もりに来た複数の業者さんが、「ここは沢の隣だし、どこ掘っても出るでしょ」と言うので、安心しきっていたのだが、そんなに甘いもんじゃないよと、手厳しく突き放された形。
工事の着手に立ち会わなかったのも、山の神、水の神、土の神を怒らせてしまったのだろう。
おまえ、調子こいてるんじゃないよ、と。
そこで今度は心を入れ替え、工事に取りかかる日の朝、山の神様にお祈りを捧げた。
図々しいのは承知の上で、どうかきれいな水を分けてもらえないでしょうか……と。
祝詞をあげる技量はないので、ギターで代用。
穴を掘る場所と、そこに面している雑木林に祈る。
変な図だなあ……。でも、当人は真面目そのもの
ついでに進入路の先の道路工事がどうなっているか見てきた。もう2年もかけてやっている。
舗装してあった道の舗装を剥がして、また舗装しているという、理解しがたい工事。少し広くなったけれど、そのために何千万も使っていいものだろうか。
道路特定財源というのは、全国でこんな風に使われているのだろうなあ。

この山の斜面は生えていたアカマツが伐られて斜面も大幅に削られ、こんな感じに。崩れてこないのかしら。
午後、別の現場から機材を引き上げてきた小野商店工事部隊が到着。
会長さんも一緒。
まずは電源、ロッド、ケーシング管などをおろす。

78歳の会長も力仕事に参加

ロッドとケーシング管。1本の長さは3m
一旦トラックが引き上げ、数時間後、掘削機本体を載せてきた。こないだ撤収したばかりだが、ちょっと懐かしい。
設置場所の下地作り。水準器で水平を測りながら土台を組む。下の土が軟らかいので、少し手間取っていたようだ。

掘削機をおろす。何トンあるのだろう

掘削機が据え付けられたところで、会長が「全員一列に並べ」と号令をかけ、井戸掘りの成功を祈る。
買っておいた日本酒と塩がここで登場。

塩と酒をまく

これにて本日は引き上げ

散歩を中断させられたジョンがヒイヒイないて散歩の続きを催促している。はいはい。
さて、明日からだなあ……。今度出ないと、ショックはさらに大きいなあ。
10月17日発売後3週間で4刷り4万部達成!
朝日新聞be連載『デジカメのキモ』、YomiuriPC連載『デジカメ写真サクッと修整講座』などの写真をカラーでふんだんに使った、デジカメ本の決定版登場!!
デジカメ業界最大のタブーに切り込み、読む者のもやもやをスッキリ取り払う。間違った思いこみや「定説」の呪縛から解放されれば、デジカメライフはこんなに楽しくなる!
一つ前へ
>>阿武隈図鑑へ<<
次へ
★タヌパック音楽館は、
こちら ★阿武隈情報リンクは、
こちら。
|
(08.10/講談社講談社現代新書、940円+税)……
デジカメ業界最大のタブーに切り込んだ問題の書。やさしく興味深く読み進め、読み終わったときには自然と写真がうまくなっているという二度おいしい本。サンプル写真はすべてカラーで収録。
立ち読み版ページへ
 で注文
|