08/05/25

同じ村に住むtomさん（実際には「とみくん」と呼んでいる人が多いみたい。苗字で言っても通じないことがある）が「去年と同じ場所に謎の花が咲いたから見に来ませんか」とメールが。
それって、去年、みんなが「ササバギンランでしょう」と言ったところ、tomさんだけが最後まで「絶対に違う」と譲らなかった曰く付きの花。
どれどれ、仕方ないなあ……。う〜〜ん、やっぱりササバギンランじゃないのかなあ……。

で、それだけじゃあつまらないので、腕白少年だったtomさんなら、村の中の「秘密の沼」をいっぱい知っているんじゃないかと思い、訊いてみた。
十数年行っていない場所があるというので、ふたりでその場所に向かうことに。
その前に、僕が知っている秘密の場所もチェック。まだモリアオの卵はなかったけれど、オニヤンマのヤゴ発見。これはそのままキャッチ＆リリース　キャッチ＆リリース　こんなの連れて帰れない〜♪（鳥居みゆき風に）
しかし、オニヤンマのヤゴって、生で見たの初めてかもしれない。でかいね、さすがに。

tomさんの秘密の場所は、すっかり変わってしまっていた。「こんなところに道が……」とか「おかしいなあ」の連発。
でも、別の場所で小さな水たまりを発見。しかも上には枝があり、ここにモリアオが産卵しても少しもおかしくはない絶好の場所。

ヤマアカガエルのオタマの他に、シュレっぽい小さめのオタマと、アカハライモリなど。うちの池の構成と変わらない。うちのマツモ池や雨池にはイモリはいないはずだけど。周囲にはいっぱいいるので、いつ入ってきてもおかしくはない。

ほら、あそこがさっきまでいたところでしょ、と、tomさん。
で、ここから先にさらに入っていったのだが、やはり「秘密の場所」は見つからず。
というより、地形がすっかり変わってしまっているらしい。雑木林は伐採され、下のほうは切り開かれて演芸種植樹されている。捨てられた車や機材……。何かしようとして諦めたような気配もある。

まあ、収穫は目立たない小さな水たまり一か所だけ。もう少ししたらまたこっそり訪ねてみましょう。

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