08/04/29の2
今日も救出パトロール
午後はまたカエルの卵救出パトロールへ。林道の途中で黄色や紫色の草むらを見つけて車を停める。
水たまりがありそうな場所をこまめにチェックするが、山の中ではまだまだカエルが動き始めるには早すぎるらしく、生き物の気配があまりしない。
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![](https://tanupack.com/abukuma/img/08/080428/009.jpg)
水の入っていない田圃の水たまりを覗くと、ああ、やっぱり……
↓
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干上がった田圃に張り付いていた卵塊
水がすっかり干上がり、寒天質の卵塊が土の上にへばりついている。明日には完全に干物状態になって土と同化する運命。しかし、水気がまったくないので、張り付いたまま取ることもできない。土ごと掘ればいいのだろうが、道具がない。仕方なく、素手でぬるぬるしながらバケツに一部を掬った。他にも、干からびかけたオタマとか、悲惨な図があちこちに。
水が入る前の田圃にできた水たまりに産み付けられた卵は、まず間違いなく100%絶滅する。去年から何度もこの場面を見てきた。アカガエルにとって、本当にこの土地で生き延びるのは厳しい。適当な水たまりさえあれば、3月末には産みたいのだろうが、田圃に水が入るのは5月になってから。この1か月を待てないカエルは、雨が降ると水たまりに産み付けてしまい、その結果、卵は全滅する。オタマに孵るまで生き延びても、変態できるのは夏だから、確実に干からびる。
そもそも、田圃に水を張る前にはトラクターが入り、土をかき混ぜてしまうから、その時点でアウト。
卵やら孵ったばかりのオタマやらをバケツいっぱい分を救出。
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道端に水たまりを見つけると車を停めて覗き込む
ゆっくり車を走らせていると、今まで何度も通った道でも、枝分かれしている道が見つかったりして楽しい。
こんな風景もあったのだなあ↓
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なんの石?
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放し飼いされている鶏
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なんの芽かな↑
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ヤマユリのなれの果て?
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リュウキンカ 水辺に生える
5 枚の花弁のように見えるのは萼片だとか↑
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山葵池の山葵は元気に今年も生えている↑
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救出してきたオタマたちは山葵池で元気に泳ぎ始めた↑
![](https://tanupack.com/abukuma/img/08/080428/020.jpg)
そんなこんなで、今日も雑木林の向こうに夕陽が沈んでいくのでした↑
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