2018/05/08
これは見逃していた!
狛犬ロケから戻った翌日、まだ体調が戻らないままちょっと頭がボ~ッとしている。
助手さんが、こんなの来ていたわよ、と写真が印刷された葉書を差し出した。
某S市民俗資料館の館長さんから。最近見つけたという某神社の内陣にいた狛犬。
近場なのでさっそく確認に行ってみた。
防犯カメラ設置、という張り紙がベタベタ貼ってあり、微妙な問題もあるので、神社名と場所は伏せる。
こんな感じの神社
中はまっ暗で肉眼ではほとんど何も見えない
50mm/F1.8でなんとか撮れていた
阿像のほうはさらに困難だったが、これもなんとか撮れていた
阿像は左前脚が損失。上顎も取れていた
助手さんはこんなのを撮っていた
この神社の社殿は文化5(1808)年に建てられていて、市の指定文化財(建造物)だそうだが、社殿は完全に覆われていて何も見えない。
寂しい場所にある神社だから防犯上、保護上、仕方がないのだろう。
狛犬は家に戻り写真を見て初めてその姿が分かったが、社殿が建てられた1808年より古い可能性もあるのではないかと思った。
日光地区にはこんな感じで、社殿がすっぽり覆われている目立たない神社がいくつもあり、ときには内陣に古い狛犬が残っているので侮れない。
この神社は2012年に訪れて調査済みだったのだが、これはさすがに分からなかった。
改めてネットで検索したら、あるサイトではこの狛犬の存在をしっかり写真に載せていた(こんなにクリアには撮れていないけれど)。
この狛犬、年代がはっきり分かればいいのだが、この角度からしか撮れないので確認できない。氏子さんたちは把握しているかもしれない。
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