2社目は少し南下して岩崎町(いわざきちょう)の八幡神社。ここには3対並んでいた。いちばん手前のが江戸時代だと思うが、残念ながら年号は見あたらず。これは今まで見てきたはじめタイプの中でも、飛び抜けてうまい。これを見られただけでも雨の中出てきた甲斐があった。
ようやく見えてきた
こんな配置で3対が石段上に並んでいる
なんといってもこれ! 江戸時代だろうが、とてもよくできている
吽像のほう。破損や摩耗もほとんどなく、大変素晴らしい状態
隣のチビが「兄貴~」って呼びかけているように見える
阿像の尾↑ 吽像の尾↓ 微妙に変化させている
どちらにも頭には小さな穴の跡があり、何かがのっていたのか、それともただ削れたのか? 蝋燭立てにした跡か?
阿像の前脚。走り毛が下向きになっているが、ただのデザインだという認識だったのか? 前脚の後ろ側に縁取り的に刻みを入れている↓ところも、石工さんのセンスのよさがうかがえる
そして、この垂れ耳!
鼻や口の縁取りもていねいで、いい仕事してますねえ。吽像はあご髭が歯と一体化?していて、なんだか変だけど
阿像のくちびるなども、曲線の描き方がとてもアートしていて、感心してしまう
腹の下も見てみたが、銘はなかった。いつ頃の作品なのだろう