2018/04/07
死ぬまでプレイヤーという人生
Softly はギターでは何度かやったことあるけれど、EWIでは初めてだった
Jane Janeの録音と動画編集で数日使ってしまい、その間、パソコンが壊れたりもして、ヘトヘトになった土曜日。お昼過ぎくらいにようやく動画編集が終わった。
ネットに接続したら、Daddy's Cafeのマスターから、セッションに来ませんかというお誘いのメッセージが入っていた。
そっか、今日は月初めの土曜日か。前回、久々に行ったのは12月だっけ、1月だっけ……。それからまただいぶ空いてしまった。
その間、ギターにもEWIにも触ってない。このところウクレレばっかりだったからなあ。
でも、身体がだるい。胃も痛い。花粉症の薬が合わないのか、腸も緩い。
そういえば、木曜日にyossyを呼んで録音していたとき、セッションデイのベースをやっているこうやんが心臓の手術で入院したと聞いて、ビックリしてフェイスブックを覗いたら、ほんとだった。
心筋梗塞で緊急入院。ステント一本入れたとか書いてる。
そんなんでベース弾けるのか?
だいじょぶなの? とコメントしたら、大丈夫だと返ってきた。今日もベース弾きます、と。
そんなことしてたらほんとに死んじゃうんじゃないの? そんな心配もあって、だるい身体にむち打って行ってみた。
EWIは数か月前に持っていったときのまま。電池交換もしていない。
こうやんはほんとに来ていた。
それと、もうそろそろ90歳になろうかというレジェンド篠原さんが何年かぶりに来ていた。だいぶ顔が変わっていて、最初はほんとに篠原さんかどうか確信が持てないまま挨拶したら、キョトンとしている。あ、やっぱり別人なのか……と思っていたら、何曲か終わった後、「篠原さん、やってくださいよ」と声がかかる。
え? やっぱり篠原さんなの?
すっかり穏やかな顔になっていたが、あの篠原さんだった。
そんなわけで、何年ぶりかで篠原さんと一緒にセッションができた。
心筋梗塞の手術から退院したばかりのこうやんといい、90歳間近の篠原さんといい、しっかりプレイしているのに、あたしったら、一人でフラフラしたいい加減なプレイで、恥ずかしい。
他の人たちも、前よりうまくなっている。あたしだけがどんどん下手になっている。いかんなあ。
歳を取るにつれ、以前よりも練習しないと、下手になる一方なわけだから、よほど考えないとなあ。
「篠原さん、ベースやってくださいよ」という声に、何度も「いや、弾けない。無理。指が痛くて。ずっと弾いてないし」と固辞していたのだが、最後は「じゃあ、ゆっくりのやつなら」を腰を上げた。一旦演奏が始まると、凄みのある音が出てきて、こんなところに入っていったら悪いなと思いつつ、途中から入っていったのだった
EWIに関しては、やはり「デジタル・ワビサビ2」を仕上げる、というようなモチベーションがないと吹かないだろうから、なんとかそういう方向に自分を追い込むしかないかな。
よい演奏ができたとき、というか、よいフレーズが録音できたとき、充実感、達成感があるのはギターではなくEWIだ。Vocalよりも充実感がある。
ただ、それを理解してくれる人は極めて少ないことが分かっているので、いちばん孤独な作業でもある。
孤独の度合が大きいほど、創作価値はある……と信じてやるっきゃないね。
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