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のぼみ~日記2017たくき よしみつの日記2017


2017/07/29

石那田の彫刻屋台(5) 原坪 (その2)


倉庫に入っているのである程度しっかり撮れたが、提灯がすでに下がっていて、さらには照明なしの環境だったため、鬼板や後ろ側はうまく撮れなかった。


高覧下は龍。車隠しは波に千鳥



車隠しには波に千鳥。図柄としては定番だが、彫刻屋台ではあまり見ない。たいていここは龍か懸魚、亀、魚などだが……







高覧下に龍。これはよくあるパターン。それだけに、車隠しの波に千鳥が目を引く




この鶏が実によく彫れていて見入ってしまった。きれいに彩色修復されていてすばらしい











脇障子には大振りな菊と鳥



このあたりも見事に彩色補修されていて嬉しい

鳥は山鵲(さんじゃく)だろうか。表情がいい











正面は提灯がぶら下がっていて鬼板周りが撮れない。提灯を左右に少し引っ張ってもらって、なんとか撮ってみる



鬼板は金龍なのか犀(サイ)なのかちょっとよく分からない。顔が龍っぽくないが、胴体は龍のようなので龍かな……。懸魚は飛龍だろうか



懸魚の霊獣。胴体は魚だから、龍でも犀でもない。龍の頭、魚のような胴体、翼のある姿を持つ「飛龍」か



内障子回りには花鳥が散りばめられている

右は雀だろうが、左の青い鳥はなんだろう。オオルリ、コルリ、ルリビタキあたり? 



小鳥の表情も実に生き生きしている。修復した職人さんの腕がいいのだろう










後ろに回ると、大きな竜虎が柱隠しになっている




きちんと修復、保管すると、これだけ立派なものになるのだという実例のような屋台だった。
できることなら他の屋台も全部このレベルで修復し、組み立てたまま保管できる倉庫を作りたいものだ。



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