今日は歯医者さん二回目。残っている虫歯二本のうちの一本を治療。詰めてあったアマルガムが劣化して壊れて新たに虫歯になっていた。
「あ、アマルガム入ってるんだ。まずそれを取ります~」 ウイ~ン。
その後、プラスチック入れて、見た目もきれいになった。
院長が来る前に前処置していた女性(歯科医師? 歯科衛生士? 歯科技工士?)に訊いたら、アマルガムはもうだいぶ前から使わなくなっているそうだ。水銀が含まれているからだとか。で、興味を持って
ネットで調べてみたら、アマルガムの水銀なんてなんの心配もないという歯医者さんと、アマルガムは除去して新しい詰め物にしましょう。その際、保険適用外治療をしますのでうん万円かかります、みたいなサイトがあって、実に興味深かった。
アマルガムとは正式名称が「歯科用水銀アマルガム」といいます。
虫歯治療や歯の土台に使用され、充填される歯科材料です。
50%の水銀と銀(35%)、スズ(9%)、銅(6%)、少々の亜鉛などの粉を混ぜ合わせ、練って作られた合金です。
(略)
アマルガムにより、水銀中毒になっていると判断したとすると、中毒をこれ以上、進行させないようにために、中毒の原因を取り除かなければなりません。
水銀は微粒子になって、あるいは蒸気になって放散します。そのため除去する時は防護が必要になります。
口腔内に複数のアマルガムがあった場合はゆっくりと2週間ほど間をあけて除去していくと一度に大量の水銀が体内に入り中毒を起こす危険性を少なくすることができるでしょう。
(略)
アマルガムを除去する際には、安全に除去を行っている歯科医院を見つけることが大事です。
除去時に水銀対策をしっかり行うには、
- ラバーダムというゴムシートで患部の歯以外を覆う処置をする
- 口腔外バキューム等を使い削る際に出る金属塵を出来るだけ減らす
- 呼吸器や目の粘膜を水銀のガスから守るため、患者さんの目など全身を覆う
- 術者はグローブ、水銀の防毒マスク、ゴーグル、防護服を着用し、自分も守る
最低でもこの4つは必要です。
(略)
安全に除去するためには、医院内の設備を整え、患者さんや術者の健康を守るために防護が必要となるため、保険が適用されない自由(自費)診療となります。
除去費用は医院が独自に定めた金額で保険診療よりも高額となります。
費用の相場は約2万~3万円です。除去後の詰めものは約1万~2万円というところでしょうか。
(「銀歯があるなら要確認!アマルガムの危険性と除去方法」歯科医・衛生士がつたえる本格歯科サイト知りたいことはココにある。【歯の知りたい!】より)
アマルガム、除去で検索すると核廃棄物を取り扱うかのような画像が出てきて、歯科治療のアマルガムは50%が水銀です!とか無茶なことが書いてあります。そして歯の治療なのに足の裏を見るようなスピリチュアル系の歯科医院が自費で!?アマルガムを除去しているようです。
アマルガム除去に10500円!!!ですって。保険診療で150円なのに…。
まあそこには安全に?除去する費用としてらしいですが。
(略)
じっさいは色が悪いとかそういう理由で除去するのですが、私たちの医院ではガスマスクはつけませんし必要ないと考えております。
歯の詰め物に入っているのは無機水銀です。水俣病などの有機水銀とは違います。また水銀ではなく水銀化合物です。
ネットに書いてあること(これもそうですが)を鵜呑みにしないこと。
みんな金儲けがしたいんです。だから水銀は危険だ―!と言って除去するのに金をとっているんです。(便乗して)
根拠が本当にあるのか、どちらが正しいかはきちんと調べてからにしましょう。
高額な治療費をとって恐怖症法の様な事をする歯医者が正しいのか?それはあなたが決めてください。
(「アマルガムって身体に悪いの?」古川歯科のブログ)
前回から行っている歯医者さんは良心的で、「アマルガム、うちでは使ったことないですけど、すでにアマルガムが詰めてある患者さんが外して詰め直すかどうかはご相談ですね。別に不具合が出ていないならそのままでいいっておっしゃるかたもいますし……」だそうだ。
ちなみにこの日はアマルガムを除去してプラスチックの詰め物をして1回で完了。料金は2コインでお釣りがくる(つまり数百円)金額だった。
よい歯医者さんを見つけられてよかったよかった。