昨夜、親父から「紅白つまらなかったな」と電話がかかってきた。
紅白はもう何十年も見ていないから分からないと答えた。
レコード大賞というのもまったく分からない。助手さんがたまたまチャンネルをかえている途中でチラッと見たらしいのだが、「受賞者の名前も、受賞曲の曲名も分からないし、どんなジャンルなのかも想像できなかった」と言っていた。
大晦日、日付をまたぐ時間にはEテレを見ていた。地上波がどんどん安倍テレビのようになっていくのに対して、EテレやBSは踏ん張っている。
翌日、ネットで調べて、Eテレの06.55、23.55という番組のことを初めて知った。
元電通の
佐藤雅彦氏のことも初めて知った。こういう人と知り合えていたら……と思う。
電通クリエイティブXの小松社長とは同級生なのだが、彼は同級生と仕事をするのを嫌うタイプで、一緒に何かしたことはない。
……という脱線から話を戻して、親父からの電話……ようやく送ったウクレレの話になったのだが、どうもチューニングメーターの電池を入れるところで躓いているようだ。
ウクレレだけ手にしても、調弦ができないだろうと思って最初からいちばん簡単そうなチューニングメーターも一緒に買い送ったのだが、そっか、電池を入れられないのか……。
施設のお兄さんに頼んで入れてもらいなさいと言っておいた。
その先、どこまでいけるか……。チューニングメーターの電池を入れられないとなると、チューニングメーターの使い方も分からなそうだし。
「宇宙一やさしい」という教則本も送ったのだが、それでも難しそうだと思って、紙1枚に基本3コードを書いたものを作って郵送することにした。
しかし、ここで初めて気がついたのだが、僕はウクレレというものにまともに触ったことがない。どういう調弦なのかも知らないのだった。
検索したら、1弦からAECGの順で、しかも4弦のGはオクターブ上だとある。
ギターの1~4弦を5度上げて、1弦はオクターブ上げる……ということか。
Cのコードポジションが、1弦の3フレットを押さえただけだというので、もしかしてこれってギターのGのポジションだから、ギターの上4弦をずらしたチューニングなのかと思ったのだが、ほぼその通りだった。
この歳になるまでウクレレにちゃんと触ったこともなければ、なんにも知らないという自分に驚いてしまった。
ウクレレだけじゃなくて、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの調弦も知らないのだった。なんか5度間隔で並んでいたような気がするが……。
そんなんでよく作曲やってますとか言えるよなあ>自分
あと、管楽器も知らない。サックスの運指とかまったく知らない。
そういえば、ローランドが音源だけじゃなく、スピーカー内蔵のウィンドシンセサイザーを出したが、運指にリコーダー式がないらしいと知って即諦めた。
形も美しくないし、なんかデジタルデジタルしすぎていて魅力を感じない。僕はやっぱりEWIでいい。
さて、親父はCのコードを鳴らすところまでいくだろうか……。