一つ前の日記へ一つ前へ |  目次へ   | 次の日記へ次の日記へ

のぼみ~日記2016

2016/02/28

母校・聖光学院へ(承前)



様変わりした校庭の真ん中で


工藤校長による校内ツアーはさらに続く。
ここでなんと、カメラの電池が切れてしまった。予備の電池は校長室に置いてきたバッグの中だし……しばし諦めてくっついていたが、あ、iPod touchがあった、と気づいて、このへんからiPod touch6の内蔵カメラで撮影。





ここからiPod touch6で撮った写真。かつて、風が吹くともうもうと砂煙を上げていたサッカー場は全面人工芝の総合グラウンドに生まれ変わっていた



さて、グラウンド横にあったこれはなんでしょう。なんと、夏場のためのミスト装置だって。マラソンコースの途中とかで見るやつ



人工芝ってメンテはどうなの? とか言いながら体育館へ移動する一行。日本有数のゼネコンの重役や不動産管理会社の社長、重機メーカーの取締役もいて、土建関連の話題は豊富。しかしなんか、法事の一行のように見えるね



かつて2つに分かれていた体育館は1つになっていたが広さは一気に増した。バスケもバレーも公式戦が行える広さなんだそうだ

体育館といえば、必ず見られる「挟まったボール」



ほぼ無人の職員室へ。僕らが通っていた頃は職員室の入り口が自動ドアだったが、今は自動ドアは廃止して、代わりにこんなものがあった。生徒会が置いたらしい。僕らの時代は生徒会を認めてもらえなくて、工藤くんが「生徒会設立準備委員会」なんてのを立ち上げていたんじゃなかったかな。結局、僕らが卒業するまで、生徒会というものはないままだった。
生徒会の設立を訴えた生徒が今は校長をしている、というのも感慨深いものがあるなあ



職員室の前の廊下にはこんなものもあった



校長室に戻ってきた



癒やしで置いてあるんだって



その後、工藤校長を入れて総勢8人で山手駅近くのお店へ。普段食わないものがいっぱい出てきた



馬刺しだって……。生まれて初めて食ったかもしれない。うまい日本酒を何杯も飲んだ



小松くんと工藤くん以外、みんな一次会で引き上げて、「文藝同志会」の3人で二次会へ。魚の種類を店主に確認する小松くん



ここでも日本酒。うま~



小松くんが先に帰り、工藤くんも明日早いからということで、夜10時には一人で関内のホテルへ。5200円の部屋にしては快適だった。35日前予約で安かったのだが、今後、横浜で泊まることがある場合はこのホテルがいいな


普段、まったく縁のない世界の人たちと「同級生」として会って、酒を飲み、馬鹿話をして、なかなかスリリングな一日だった。
いろんな意味で衝撃的だったし、笑いとため息とてらいと警戒と諦めと悟りと癒やしと……いろんなものが混ざり合って収拾がつかなくなるという、不思議な体験。
なんと言えばいいのか……。
個人と、その個人の集合体である社会と、社会を動かしている「システム」との関係、ということを、深く考えさせられた。

最後に工藤くんと二人だけになって、そのことを言ったら、工藤くんも自然体で「……そうだよなあ……」って感じで相づちをうって、そういう友人がいるんだということを確認できただけで、幸せな気分になれた。
ともあれ、工藤くんは聖光学院の校長になって本当によかった。これは間違いない。

ホテルに入っても、個人とシステムと社会と人生と運命と……って、ずっと考えてしまって、眠りが浅いまま時間が過ぎていった。


翌日は10時過ぎにゆっくりチェックアウトして、中華街をちょっとひやかしてから親父に会いに反町へ



工藤くんからおみやげにもらったワイン。新校舎竣工記念ボトルだって。イタリアのワインだった。淡泊で、上品な味だった






タヌパックブックス

木の鐸会 鐸木能子・鐸木郁子の創作雛人形

世界にわずかしか存在しない「木目込み衣装人形技法」による至高の雛人形。一般の雛人形とどこが違うのか、この写真集を見れば一目瞭然。
鐸木能子・鐸木郁子の創作雛人形
A4判・28ページ・中綴じ・フルカラーオンデマンド 880円(税別) 送料100円
ご案内ページは⇒こちら

更新が分かるように、最新更新情報をこちらの更新記録ページに極力置くようにしました●⇒最新更新情報



iBooks図書館ガイド  Kindleアプリで本を読む



一つ前の日記へ一つ前へ |  | 次の日記へ次の日記へ

    
Kindle Booksbooks    たくきの音楽(MP3)music    目次へ目次    takuki.com homeHOME


tanupack音楽館  よいサイト 41.st  たくき よしみつの本 出版リストと購入先へのリンク  デジカメと写真撮影術のことならここへ! ガバサク道場


「福島問題」の本質とは何か?


『3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』(岩波ジュニア新書 240ページ)
『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言。
複数の中学校・高校が入試問題(国語長文読解)に採用。大人にこそ読んでほしい!

第1章 あの日何が起きたのか
第2章 日本は放射能汚染国家になった
第3章 壊されたコミュニティ
第4章 原子力の正体
第5章 放射能より怖いもの
第6章 エネルギー問題の嘘と真実
第7章 3・11後の日本を生きる

今すぐご注文できます 
アマゾンコムで注文で買う
⇒立ち読み版はこちら
裸のフクシマ  『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ)
ニュースでは語られないフクシマの真実を、原発25kmの自宅からの目で収集・発信。驚愕の事実、メディアが語ろうとしない現実的提言が満載。

第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛

今すぐご注文できます 
アマゾンコムで注文で買う
⇒立ち読み版はこちら



Google
abukuma.us を検索 tanupack.com を検索