一つ前の日記へ一つ前へ |  目次へ   | 次の日記へ次の日記へ

のぼみ~日記2016

2016/02/07


ボールペンを使い切るという快感


30年以上前に買ったボールペン。替え芯2本目に突入


デジタル時代になって、筆記具で文字を書くのは宛名書きだけになった。文章は一切書かない。
最近はオリジナル書籍の通販なんかもしているので、ほぼ毎日のように宛名書きをちょっとずつしている。そうしたら、ついにボールペンのインクが切れた。
このボールペンのことは前にも書いた記憶がある。検索したら⇒これだった。
2014年3月3日の日記

ということは、あれから2年弱で使い切ったわけだ。
前にも書いたと思うのだが、何十年もこうしてカートリッジの規格を変えないで売り続ける。これぞ製造メーカーの志。
しかも、インクが出なくなるとかそういうことは一切ない。日本製品もかつてはそういう評判を勝ち得たのに、今はもう……。
ものによっては台湾、韓国、香港製のほうが信頼できそうだと思える。立て直せるのかしら、日本の工業製品。
東芝なんか、家電ですごくいいものを作ってきたのに、原発でバカな金使い込んで、企業の存続が危うい。しかも、原発関連を切って家電を立て直そう、じゃなくて、その逆をやるというのだから、もはやなにをかいわんのばか。
東芝といえば、撮像素子もSonyに負けてしまって、もう撤退するんだろうなあ。
となると、デジカメ業界も部品の選択肢がなくなり、いい製品ができてこなくなりそうだ。デジカメは日本が世界のトップを走る最後の砦みたいになっているので、撮像素子製造において高画素化路線をやめようとしないSonyのライバルがいなくなることはとても怖い。
今の家に引っ越して来てすぐ、洗浄便座を買った。いちばん安いのが東芝だったのでそれを買って取り付けたのだが、今も問題なく動いている。
安いのに脱臭機能がついていて、しかもその性能がすこぶるよい。東芝、すごいな……と思っていろいろ調べたら、どうやらこれ、サムスン製らしい。
自動車タイヤはだいぶ前から安いアジアンタイヤを使っているのだが、この冬、X-90用に買ったネクセンのスタッドレスタイヤがとてもいい。これも韓国。
ゴムといえば、国内メーカーがビルの耐震ゴムの性能を偽っていたというニュースもあったなあ。

ああ、「技術大国」日本よ、いまいずこ。


『日光東照宮の狛犬と日光のはじめ狛犬たち』オフセット版


とうとう「日本狛犬図鑑01」をオフセット印刷してしまった。
その数700部。オンデマンドでやっていれば赤字にはならないが、多くの人の目に触れることはない。オフセットで作り、日光の店舗などに置いてもらえれば、実物をその場で手にとって「面白そうだ。買ってみよう」という人も出てくるかもしれない。……そんな期待を持っての決断。
『狛犬ガイドブックVol.1 狛犬の楽しみ方』も、初期費用回収の目途が立っていないのに次を作ってしまったのだから、これでしばらくはオフセットで在庫を抱えることは無理だ。
なにせ、置いておくだけでもこうなのだから↑

前回の日記でお袋のことを結構赤裸々に書いたが、そのお袋が死ぬ前に僕の『狛犬かがみ』を見て、「これはヨシミツが生涯で成し遂げたいちばんいい仕事じゃないかしらね」と言ってのけた。
ふざけるな! と思ったけれど、ムキになっても仕方がないので喧嘩はしなかった。

社会的に失敗したまま還暦を過ぎた今は、そういうことでいちいち嘆いたり悲観したりすることはない。大人になったねえ。
大人っていうより、じじいになったってことじゃないの?



こんなに作っちゃって……



何が面白いんだか……



ねこまたぎしちゃえ



おまえらにはわからんのだよ。アートの心がな。あ~、踏むんじゃない!



タヌパックブックス

狛犬図鑑01 日光のはじめ狛犬たち
あなたの知らない日光がここにある! 山奥にひっそりいる幻のはじめ狛犬なども網羅。ご案内は⇒こちらから

『狛犬ガイドブックVol.1』
狛犬ファン待望の「ガイドブック」シリーズ第一弾「狛犬の楽しみ方」完成! ご案内は⇒こちらから
冊数




神の鑿
神の鑿 (たくき よしみつ) 


江戸時代天保年間、高遠藩を脱藩して南福島・福貴作集落に身を潜めて定住した謎の天才石工・小松利平。その利平の弟子・小松寅吉布孝と孫弟子の小林和平。3代続いた名石工が残した驚異的な石彫刻作品の数々を、それぞれの人間ドラマを推理しながら紐解いていく。

狛犬の基礎知識をまとめた『狛犬かがみ』(バナナブックス)も併せてどうぞ⇒
(1000円+送料100円)  狛犬ネットで購入 こちら      




更新が分かるように、最新更新情報をこちらの更新記録ページに極力置くようにしました●⇒最新更新情報



iBooks図書館ガイド  Kindleアプリで本を読む



一つ前の日記へ一つ前へ |  | 次の日記へ次の日記へ

    
Kindle Booksbooks    たくきの音楽(MP3)music    目次へ目次    takuki.com homeHOME


tanupack音楽館  よいサイト 41.st  たくき よしみつの本 出版リストと購入先へのリンク  デジカメと写真撮影術のことならここへ! ガバサク道場


「福島問題」の本質とは何か?


『3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』(岩波ジュニア新書 240ページ)
『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言。
複数の中学校・高校が入試問題(国語長文読解)に採用。大人にこそ読んでほしい!

第1章 あの日何が起きたのか
第2章 日本は放射能汚染国家になった
第3章 壊されたコミュニティ
第4章 原子力の正体
第5章 放射能より怖いもの
第6章 エネルギー問題の嘘と真実
第7章 3・11後の日本を生きる

今すぐご注文できます 
アマゾンコムで注文で買う
⇒立ち読み版はこちら
裸のフクシマ  『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ)
ニュースでは語られないフクシマの真実を、原発25kmの自宅からの目で収集・発信。驚愕の事実、メディアが語ろうとしない現実的提言が満載。

第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛

今すぐご注文できます 
アマゾンコムで注文で買う
⇒立ち読み版はこちら



Google
abukuma.us を検索 tanupack.com を検索