犬との散歩が実現

このご町内には外で犬を飼っている家が3軒ある。……多分、3軒だと思う。室内飼いのは別。
川内村ではお隣のジョンと毎日散歩することで健康を保てていたのだが、日光に来てからはそれができなくなって、テニスのサークルを探したり、涼風号MarkIIで毎日走り回ったり、いろいろしてはみているものの、やっぱり運動不足。
このところ雪が溶けず、涼風号MarkIIを出せないので、家の周りをただ歩いてみるというのが数日続いた。
やっぱりつまらない。特に冬はね。生き物がいないからね。
つまらないからすぐに戻って来てしまう。
そんなとき、朝のゴミ出しで近所の奥さんと顔を合わせ、立ち話。
犬を飼っている家だったので「レオは元気ですか？」と訊いてみた。
12歳になって、最近では耳も遠くなり、ほとんど寝てばかりいるという。
おとなしい犬だなあとは思っていたので、それがさらにおとなしくなってしまったのか……と、そのときは思った。
で、「川内村にいたときはお隣の犬の散歩係をやっていたから、健康だったんですけどね」みたいなことを言ってみたら、うちのレオでどうぞ、とあっさり言われ、その場で話が決まった。
勝手に連れ出していいということだったけれど、やはり最初は家の人がいるところでじゃないとなあ……犬泥棒と間違えられるだろうし。
で、翌日は夕方、家まで行ってみたのだが、外から見た感じ、人の気配がなかったのでそのまま戻って来た。
翌々日が本日土曜日。土曜日だから誰かいるだろうと、勇気を出して「こんにちは～」と訪ねてみた。
息子さんが出てきて、無事、お散歩係就任式完了。

さっそくお散歩……と出た途端、え？　おいおいおい。話が違うじゃないの。
ジョンかおまえは。グイグイ引っ張るわ、いうこときかないわ、落ち着かないわで、全然想定していたのと違う。
でも、ジョンの再来みたいで少し嬉しくもあった。
ジョンは今頃、所沢で元気にしているのかしら。
ジョンもちょうどこのくらいの年齢のはず。元気だといいなあ。