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のぼみ~日記2016

2016/01/13


日光のはじめ狛犬たち を撮る(8)星宿跡


ここは知らなかったなあ

8日の人丸神社から始まって、撮り直しの出張は連続6日目に。
今日で終わらせたい。
まだ見ていないのが一つ残っているので、まずはそこに行く。金谷ホテルの前の狛犬。
ここの狛犬は、もしかすると新しいのかもしれない。
というのも、形が東照宮奥の院参道狛犬に似ているのだ。奥の院の狛犬は江戸時代には一般には見られなかったはずなので、真似しようにも真似できない。ということは明治以降なのでは?

後ろから見るとますます東照宮の狛犬に似ている気がする


大杉神社


ここに来たら、大杉神社(虚空蔵尊)のはじめ狛犬も撮り直しておこう。と寄ってみたが、あいにく今日は日差しが強すぎて影ができてしまい、うまく撮れなかった

平田神社


ここも内陣が暗くていい写真が撮れない。昨日も来たが遅すぎた。今日はまだ午前中なので再々訪。でもやっぱり暗いわ



ここの内陣狛犬は端正な彫りだ


高雄二渡神社


で、ここまで来たら、昨日暗くなってしまってよく撮れなかった高雄二渡神社へもう一度……



凛々しい顔だちだ



やっぱり明るいときに来ればいいことがある。台座にはっきりと建立年を読み取れた。文政6年。現在21位。


これでいいだろう。きりがないしね。
なんと、まだ午前中だ。気合い入っているなあ。
飯を食ってから帰って編集作業だ。さて、どこで食うか。せっかくここまで来たのだから、入ったことのないところへ……と、なんとなく案内看板に釣られて入った蕎麦屋が……泣きたくなるほどひどかった。
これはいくらなんでも載せられないなあ。
なにしろ、天麩羅が昨日の作り置きじゃないかというようなカチカチのやつがポンと皿に載って出てきた。つけ汁も塩もなし。
時間はちょうどお昼だから、開店と同時に揚げたのでもない。明らかに昨日の残り物。
その後出てきた蕎麦(これもほんの数分で出てきたから茹で置きしてあったようだ)も、蕎麦の味がしなかった。それでいてもりそばが650円。高すぎる。立ち食い蕎麦でももう少しマシじゃないのか。
駅の立ち食い蕎麦屋でも、すぐに出せて、安く、それでいて満足してもらえる掻き揚げ天麩羅はどうやったら作れるかと悩み、工夫する。そういう発想すら感じられない。ましてやここは早食い、立ち食い蕎麦の店ではないはずだ。
田舎の蕎麦屋に来る人は、うまい蕎麦を食うために来るのだよ。

要するに、自分たちの作業の効率化だけを考えていて、客に安くてうまいものを食べさせて喜んでもらいたいという意識がまったくないのだ。
こんなことなら、はなはなで定食を食えばよかった、ニジコにまで行って500円でラーメンが食えた。いしづかでおいしいサンドイッチランチだって食えた。 ……そう考えると腹が立って腹が立って……。
こういうお店があると、日光の蕎麦の評判が落ちて、他の店にも迷惑なんじゃないかなあ。

ちなみにこのエリアにはもう一軒、有名なお店があるので、いつかそっちに出直してみたい。

ついでだから、今回新たに建立年がはっきりしたものも入れて、栃木県内の古い狛犬ランキング暫定版を改訂。台座に年号が読み取れるものや資料が残っていて建立年がはっきりしているものだけをランキング。実際にははじめ狛犬の多くは建立年が分からないので、あくまでも参考までに。

栃木県内の古い狛犬ランキング(2016/01/15 暫定版)

 

その後、編集作業は順調に進んで、なんとか形になった。当初考えていたよりもいい内容になったと思う。
あとは商品(もの)としての質感がどうなるか。コストの問題があって今回は中綴じでやってみるつもりだが、できあがってくるまで、質感だけが心配だ。
平綴じにしても2mmちょっとの背しかできないから、あんまり変わらないかなあ。
Nikkoは世界ブランドだから、そのうちに英語版なんかも作ってみたい。アメリカ国内やヨーロッパでオンデマンド本を製作・配送している会社を探してみようかな。








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「福島問題」の本質とは何か?


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『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言。
複数の中学校・高校が入試問題(国語長文読解)に採用。大人にこそ読んでほしい!

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第2章 日本は放射能汚染国家になった
第3章 壊されたコミュニティ
第4章 原子力の正体
第5章 放射能より怖いもの
第6章 エネルギー問題の嘘と真実
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裸のフクシマ  『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ)
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第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
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