小百にあるはずの幻のもう一社というのは、
⇒ここの情報によれば「高雄二渡神社」というそうだ。
神社には社名を書いた額などはないようで、この神社名は地元の人に取材して知ったということだ。
轟に「高男荷渡神社」という神社もあるので、同系列なのか。
kyonsight.comさんによれば、栃木県内に「たかお神社」は70社以上あるという。
「高龗」と書くのがもともとらしい。これは本来「たかおかみ」と読むが、短縮されて「たかお」神社になり、そのうちに字が難しいので、音から「高雄」「高男」「高尾」などと書く神社も出てきたのではないだろうか。
栃木になぜこれほど「たかおかみ」の神社が多いのか、興味深いテーマだ。
それはさておき、昨日見つけられなかった幻の高雄二渡神社を探しに出た。
kyonsight.comさんによれば「渓流の館」の先600mの左側だという。
ところが、不注意にもこの「渓流の館」をうろ覚えで分かったつもりになってしまい、釣り堀の「渓流魚センター」のことだと勝手に思い込んでしまった。
おかげで、まったく違う道を行ったり来たりで数十分ロス。
そこでようやく、「渓流魚センター」とは違うと気づき、改めて地図を見たら……ちゃんと載っているではないか、渓流の館が。
情けないことに、この時点ではkyonsight.comに書いてあったのが「渓流の館」だったかどうかも記憶があやふやになっていた。ひどいね。
で、改めて戻って、渓流の館をめざしたのだが、見つからない。どう考えても通り過ぎている。地図を見て、もしかして1本向こう側の道かと、また戻って川の反対側の道に入る。そっちには「オリーブの里」という看板がいくつも出ている。もしかして渓流の館はオリーブの里になったのか?
そうに違いないとまたまた勝手に思い込んで道を進むと行き止まりで崩れかけた山道に。
そこで「こんなところにクルマで入ってきていいの?」と、地元のおばさんに叱られつつも、渓流の館はどこかと訊くと、やはりさっきの道だという。
後で分かったことだが、「渓流の館」というのは蕎麦を出す釣り堀だったようだが、現在は休業しているようなのだ。
で、またまたまた戻って、さっきの道に入って……ということを繰り返した末にようやく見つけた。
あ~、これは分からないわ~。目印の渓流の館も、看板はなくなり、道の下のほうにあるから分からずに通り過ぎてしまったし……。
問題は、もうすっかり日が落ちてしまっていること。しかもその神社は鬱蒼とした杉林の中にあって、昼間でも暗そうだ。こんな暗いところで写真なんて無理じゃないのか……。
でも、ようやくたどり着いたのだから、とにかく撮らなくては。