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のぼみ~日記 2015

2015/11/13

冬を迎える

オオカミ池


池にはすっかり生き物の姿が見えなくなった。メダカも見えない。これから長い長い冬。池は凍りついて、その氷の下でメダカは来年春まで仮死状態で冬眠するのだろう。
カエルはどのへんに隠れているのか。冬眠できる生き物がちょっと羨ましい。

「ヘ池」



方舟



チビ池とプチ池


夕方、久しぶりにお散歩。
復活の沢の水は相変わらず取水口がふさがっているので涸れたまま。しょうがないな。この冬の間は諦めるしかない。
冬の間、沢に水が入らないとどういう影響があるのか。いまひとつよく分かっていない。ツチガエルのオタマはどこにいるのか……。
見えないところで越冬していたとすれば、完全にカラカラになれば生き延びられないだろう。水を止められてしまった一昨年と水を少しずつでも流し続けた去年では、その後の秋に見られたチビツチガエルの数がまったく違った。

取水口は土で埋まったまま


長靴を履いて降りて行けばどけられるが、農家の人たちを刺激したくないのでそこまではやらない



川の護岸も壊れたまま。これが修繕されるまでは見守っているしかない



一応、被害状況の調査は終わっているのだが、工事するはいつのことか……



あの大雨までは川の中にこんなに石がごろごろしてはいなかった。ほとんど上流から運ばれてきたもの



復活の沢の入り口分岐から先のU字溝。水はない。この枯れ葉の下でU字溝を這い上がれなかったツチガエルが動けなくなっているはず



復活しない復活の沢。もう、どこが沢だか分からない



復活の沢の入り口部分。雨が降った分の水だけ溜まっているが、流れ込むことはない



ここ一か所だけ、水が溜まっている。ここで越冬するオタマとかもいるかもしれない


税金の使い方


その後、壊れた護岸と道路の様子を見に行った。修復工事はほとんどされていない



崩れた道路と護岸はほぼ手つかず。田んぼに流れ込んだアスファルト片だけは片付いていた



このへん、少し土を埋めたようなので、まったく手をつけていないわけではない



それにしても、このペースでは年内に通れるようになるのは難しそうだ



重機の姿もないし、工事をしている気配もない



対岸でキジが鳴いた。肉眼ではかすかに見えたかな……という程度だったが、Stylus1の望遠端で撮ったら写っていた



サギ類の姿もずいぶん少なくなった

これは大雨の後、たちまち完成した農道の舗装化工事。見えているこの直線の先は川にぶつかっていておしまい。
今までは未舗装だったが、生活道路ではないし、農家の人も、ときどき軽トラやコンバインを入れるだけ。突き当たりから先は、人は歩けるが、車は通れない細い畦道。普段使う道ではないから、人にしても車にしてもほとんど利用しない。犬の散歩やたまに釣り人の姿を見る程度。
この農道はあの大雨でも崩れるわけでもなく、翌日には普通に歩けていた。この農道を舗装する必要性は限りなくゼロだと思うが、なぜか生活道路で車も人も常に行き来している川沿いの道(多分、市道)はほとんど手つかずなのに、なんの緊急性も必然性もないこの農道舗装工事はあっというまに完了。
これから冬になれば農作業もないからますます人は入らない。
どちらの工事も直接の発注者は日光市だが、おそらく、農道整備は農水省からの補助金、護岸や市道の復旧・修復工事は金が援助されるとしても国交省なのだろう。
元をただせば同じ税金なのに、融通が効かないなあと思う。
川沿いの道がいつまでも通れないため、一部のダンプカーなどが細い住宅街の道に入り込んできたりもしている。護岸が崩れてぱっくり口を開いたままの状態が続けば、次の大雨が来たときに被害が拡大されるかもしれない。
こういう体質、体制がいつまで経っても直らない限り、この国はどんどん弱っていくだろう。






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「福島問題」の本質とは何か?


『3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』(岩波ジュニア新書 240ページ)
『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言。
複数の中学校・高校が入試問題(国語長文読解)に採用。大人にこそ読んでほしい!

第1章 あの日何が起きたのか
第2章 日本は放射能汚染国家になった
第3章 壊されたコミュニティ
第4章 原子力の正体
第5章 放射能より怖いもの
第6章 エネルギー問題の嘘と真実
第7章 3・11後の日本を生きる

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裸のフクシマ  『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ)
ニュースでは語られないフクシマの真実を、原発25kmの自宅からの目で収集・発信。驚愕の事実、メディアが語ろうとしない現実的提言が満載。

第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛

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