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のぼみ~日記 2015

2015/10/17

連続テレビ小説は大阪制作に限る


『あさが来た』が面白そうなので、ついポチしてしまった




NHK連続テレビ小説、『まれ』があまりにもひどかった分、『あさが来た』が面白く思えてしまう。
やっぱり東京制作はダメだねえ。大阪制作のときのほうが佳作が多い。『ちりとてちん』とかね。
で、今回のは史実ベースなので、これまた史実とドラマの違いを確認しながら見るという楽しみ方ができる。
豪商に生まれたお嬢様が動乱の時代を生き抜く……。へええ。

で、この本、とてもお勉強になった。写真が豊富だし、明治維新前後の日本の風俗、経済、政治がどういう感じのものだったのかが、リアルに伝わってくる。お勧め。

こんな二人だったのね



ポートレート写真には読書をしている姿のものも多いとか。本や知識に対する想いがそれだけ強かったのだろうね


WEB上には、「実際のあさ(浅子)はどうだったのか、というまとめ的ページがいっぱい出現している。
⇒これなんかよくまとまっていると思う。

ドラマとの違いを意識していくつかポイントを抜き出すと……、

事実はドラマより奇なり。
ドラマでは、姉はもっと長生きで、大阪市中で苦労するのではなく新天地で夫と農家を始めるということになるらしい。
夫の側室には自分のお付き女中(友近が演じるうめ)ではなく、姉につけられた若い女中・ふゆがなるらしい。

この話に興味がわくのは、自分の祖先に少しかぶるところがあるからだ。
僕の母方の実家は細野といって、江戸末期、群馬県伊勢崎市で2番目の長者だったという。蝋燭問屋を営んでいて、門から母屋までは何百メートルもあり、その通路の脇には使用人の家が並んでいたというから、まさに豪商。
そこに嫁に来たのが、白河小峰城最後のお姫様で、一時は棚倉にいたというから、白河藩最後の大名・阿部家の娘だったようだ。
それが僕の祖母にあたる。
祖母は豪商に嫁いだが、夫(蝋燭問屋の主)が死んだ後、商売のことなど何も分からないままあっという間に店をつぶしてしまった。
武家の出だったから気位が高く、夫の死後、つきあいのあった商家などから「おたくには○○円の貸しがある」などと言われると、裏もとらずに金を渡していたという話だ。

祖父(蝋燭問屋)と祖母の間には2男5女の子がいて、僕のお袋(昭和3年生まれ)は4女。下から2番目だった。
次兄は頭がよかったが身体が弱くて30を前に死去。長兄が父親代わりになって妹たちを育てたが、太平洋戦争で徴兵され、ボルネオ島に通信兵として渡り、その後はシベリア抑留。
長兄が帰国後は白河の外れにある白坂という荒れ地に開拓農民として入り、2町7反を開墾した。

このへんの話は、ドラマの中でこれから「あさ」(波瑠)の姉「はつ」が歩む没落人生にも似ていて、ますます興味がわいてしまう次第。

それにしても、親父もお袋も、二代前までは豪商だったというのはなんとも皮肉だなあ。

しかしまあ、僕らの世代は今のところ戦争を経験していないわけで、幸せだ。
死んだお袋はよく「よしみつは世が世なら侍大将として戦の先陣をきって戦わなければならなかったのよ」と言っていたが、もちろん、そんな運命も背負わなくてよかったわさ。

雨上がりの「ヘ池」


久々に雨が降った。水量が少し増えた「ヘ池」



雨樋からはちゃんと水が供給されたようだ



土がえぐられるのも計算の内。だからその下に瓦を敷いておいたのだ



雨上がりの「ヘ池」に現れたでかいトウキョウダルマガエル



背中の筋がカーブしている感じがいいね



かなりでかいやつだが、臆病。しっかり撮っておこう



もう一匹、中くらいのやつもいた



これは1号とツッチー



左から、ツッチー、ツッチー、1号



同じツチガエルでも……



背中のイボイボがずいぶん違うものだな



ここにもいたかと思いきや……



土塊だった



というわけで、「ヘ池」は今のところいい感じ。しかし、ヘ池物語は始まったばかり。これから波乱がいっぱいありそうだ。




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「福島問題」の本質とは何か?


『3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』(岩波ジュニア新書 240ページ)
『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言。
複数の中学校・高校が入試問題(国語長文読解)に採用。大人にこそ読んでほしい!

第1章 あの日何が起きたのか
第2章 日本は放射能汚染国家になった
第3章 壊されたコミュニティ
第4章 原子力の正体
第5章 放射能より怖いもの
第6章 エネルギー問題の嘘と真実
第7章 3・11後の日本を生きる

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裸のフクシマ  『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ)
ニュースでは語られないフクシマの真実を、原発25kmの自宅からの目で収集・発信。驚愕の事実、メディアが語ろうとしない現実的提言が満載。

第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛

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