2014/08/17

映画『Threshold: Whispers of Fukushima』が完成したらしい

塩谷町に行っている間に、Toko監督から「予告編の第2弾ができた」という報告があった。
YouTubeとVimeoで公開されている。

Vimeoで見ると、解像度が高いので、「みんな老けたなあ……」というのが第一印象。もちろん、自分の映像がいちばんひやひやするけどね。
この収録は漠原人村に泊まって、翌朝、雨が降り出しそうな中、いつもなら寝ている時間帯で歌ったもの。
バクのドームの中でPAも何もなしで弾き語りした後、外に出て絵だけ撮って……。
音はなんの編集もしていない。
この弾き語りがずいぶん評判がよいらしいのだが、やっている本人としてはなかなか直視できないものがある。
映画はすでに完成しているそうだ。僕はまだ見ていない。日本では来年あたり持ち込む予定だとか。

この予告編Part2の最後に出てくる『奇跡の星』。映画の打ち上げパーティでも最後に歌ったので、ここでもう一度↓

↑2014年5月10日 南青山チャックワゴン 映画クランクアップお疲れパーティにて

今日のオマケ



朝起きたとき、頭の中にもやもやっと浮かんでいたこと……。

脳も肉体の一部なのだから、おそらく脳の機能は生まれてから死ぬまで、なだらかな∩字形のカーブを描いていくはず。知能指数的な能力とか記憶力とか反射神経とか総合力は落ちていく一方。
80年生きる人は40くらいがピーク?
60年生きてきて、最近、急速に幼児化していくのを感じる。

一方で、経験値というのは右肩上がりの線を描くはず。
30代くらいではまだまだ経験が足りず、脳の力を十分に発揮させられない。判断が間違ったまま、エネルギーだけ注ぎ込むみたいなことをしがち。
60くらいから先は、経験値は十分増えているのに、脳も肉体も衰えていくから、考えても実行するパワーが足りなくなる。下手すると考えを表明することも難しくなる。

以上は脳も含めた肉体の成長・衰退/経験値による行動の変化の相関関係を考えたものだけれど、実はもう1つ、「霊」的な何か、見えている物質世界(物理学が支配する世界)の外にあるものを感じ取る能力みたいなものがあるように思う。
それは生まれる前(肉体を得る前)がMaxで、生まれた直後はもしかしたら記憶しているのかもしれないが、脳の力が急速に発達するのと反比例して薄れていく。
だから、脳が活発に動いてエネルギーに満ちている大人がいちばん「それ」を感じ取るのが難しい。

死が近づくと、脳の力が落ちてきて、経験値と逆転する(上図の斜線部分)。
この斜線部分で、今までとは少し違う体験というか、生き方をできるかどうかが、人生の最後をうまく過ごすための鍵なんじゃないか、なんて漠然と思うのだ。
肉体(脳の働きも含めて)がポンコツになっていくことを嘆くのではなく、見えなかったものが見えやすくなるための手助け、仕組みなのかもしれない、と解釈してみる。
この斜線部分で、赤ん坊のときに失ってしまった「この世界の外側を感じる知覚」を取り戻せないだろうか。再び霊的なものを感じよう、考えようとし始めている老人は少なくないのかもしれない。

まあ、生きているうちはどんなに修行しても霊的な世界を「見る」ことができないのだろうな。見えないなりに、見ようとして、頭で考えたり、感覚を研ぎ澄まそうとしたりする。それが面倒な人は、ただただ「日常」を守ることで精一杯。



トイレに置いたこの本、読了





こんなEWIの世界があった! 『Digital Wabi-Sabi』 CDより高音質の24bit無圧縮WAVファイルで先行発売
iTunesストア、アマゾンMP3などでは2014年9月6日より発売予定

『デジタル・ワビサビのすすめ 「大人の文化」を取り戻せ』
デジタル・ワビサビのすすめ
大人の文化を取り戻せ
(講談社現代新書)
デジタル・ワビサビのすすめ   大人の文化を取り戻せ
(講談社現代新書) 760円+税 

人間関係、音楽、写真、アート……デジタルで失った文化を、デジタルを使いつくし、楽しみつくすことで、取り戻す!
スティーブ・ジョブズの魂、ジャック・ドーシーの哲学  ──共通するのは、日本発の「ワビサビ」の精神だった
リタイア世代の「地域デビュー」にも大いなるヒントに
★New! 「現代新書カフェ」にロングインタビュー記事掲載
アマゾンで購入 こちら       詳細案内はこちら



更新が分かるように、最新更新情報をこちらの更新記録ページに極力置くようにしました●⇒最新更新情報
デジタル・ワビサビ



一つ前の日記へ一つ前へ |     Kindle Booksbooks      たくきの音楽(MP3)music      目次へ目次      takuki.com homeHOME           | 次の日記へ次の日記へ




★ドキュメンタリー映画『スレッショルド:福島のつぶやき』 ついに完成! 日本公開は2015年の予定


↑予告編その2(左下の▲再生アイコンをクリックすると再生されます)



●プロジェクトの紹介サイトは⇒こちら
-->


たくき よしみつのアルバム MP3ダウンロード
たくき よしみつ のアルバム (MP3ダウンロード)
クリックした先で試聴できます



オリンパスXZ-10
のぼみ~日記の写真は主にオリンパスXZ-10で、他にソニー NEX-5R+SONY 50mm/F1.8 OSS、フジフィルムX-S1 などでも撮っています


アマゾンKindleでたくきの過去の作品がほぼすべて読めます⇒Go!

音楽アルバム『ABUKUMA』

iTunesストアで試聴する 『ABUKUMA』(全11曲)
7年間過ごした阿武隈に捧げる自選曲集。全曲リマスター。一部リミックス。新録音『カムナの調合』弾き語りバージョンも収録。
アマゾンMP3、iTunesストア、キメラなどから販売中。

⇒こちらからどうぞ
⇒ライナーノートはこちら



「福島問題」の本質とは何か?


『3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』(岩波ジュニア新書 240ページ)
『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言

第1章 あの日何が起きたのか
第2章 日本は放射能汚染国家になった
第3章 壊されたコミュニティ
第4章 原子力の正体
第5章 放射能より怖いもの
第6章 エネルギー問題の嘘と真実
第7章 3・11後の日本を生きる

今すぐご注文できます 
アマゾンコムで注文で買う
⇒立ち読み版はこちら
裸のフクシマ  『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ)
ニュースでは語られないフクシマの真実を、原発25kmの自宅からの目で収集・発信。驚愕の事実、メディアが語ろうとしない現実的提言が満載。

第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛

今すぐご注文できます 
アマゾンコムで注文で買う
⇒立ち読み版はこちら




ガバサク流が推すデジカメ オリンパスXZ-10 Stylus1 パナソニックLX7、ソニー NEX-5R

詳しくは⇒こちら

たくき よしみつの本 出版リストと購入先へのリンク  デジカメと写真撮影術のことならここへ! ガバサク道場


HOMEへ 狛犬ネット入口目次へ





-->
Google
nikko.us を検索 tanupack.com を検索