2014/08/14

塩谷町とはどんなところか?(6) 岩戸別神社の狛犬


ヤマビルですっかり志気が下がったので、このへんで帰路につこう。
最後に、百目鬼の岩戸別(いわとわけ)神社に立ち寄った。
本日立ち寄った神社の中ではいちばん大きな神社。広く感じたのは、社殿新築中だったからかもしれない。
消失したのだろうか? 2012年3月に訪れた人のブログを見ると、ちゃんと社殿が写っている。どうしたのだろうか。

社殿がなくなっているので、妙に広く感じる


黒目が大きく、チャーミングな狛犬がいた


なかなか立派。大正くらいかな?


吽像


背中側から見ても、とてもよく彫れているのが分かる。どっしりしていていい狛犬だ


吽像の顔


阿像の顔。目の描き方は難しい。自信がなければ下手に描き直さないほうがいい


大正くらいかなと思ったが、明治44年。まあ、そんなに外していない
石工は齋藤由蔵さん


尾の先が台座とつながっている。つまり、台座と一体で彫られている


里山林の遊歩道。杉が多いのがちょっと残念


隣に稲荷社


「力石」でパワースポットをうたっているようだ


……だそうだ……


手前にパワーをもらう?ミニ力石が置かれている


それに触っていたら視線を感じた。隣の稲荷社の狐だった


こちらは最近奉納されたらしい別の力石。ビニールが興醒め


これもなんだかなあ……


結構商売熱心な?神社のようだ


境内から隣の田んぼを見たところ。パワースポットの雰囲気は確かにある


そんなわけで、半日たっぷりかけた塩谷町探訪はこれにて終了。

塩谷町の住民が一致団結して処分場を拒否しようとしていることがよく分かった。
安倍政権よ、これ以上、人びとの生活を蹂躙するな、人生を踏みにじるな。
何度でも言うが、環境省は何をするための省なのか? 環境を省くための機関か?
とにかく、徹底的に拒否を貫くしかない。

汚染物質を拡散させてどうする。合理的に考えれば、汚染がひどくて当分人が住めない場所を国が買い上げて、そこに集めていくしかないではないか。
原発を誘致した土地は、それだけのリスクを負わなければならない。それを、最初に金をばらまいて住民の心を分断し、懐柔させたときと同じ手法で、自然と共生している他の「生きている」土地を壊しにかかる。それがどれだけ異常なことか、分かっていない連中が霞が関だの永田町だのにはうようよいるのだ。やりきれない。

塩谷町町長には最後まで闘い抜いてほしいが、それよりも、へっぴり腰でなあなあになっている栃木県知事にカツを入れたい。
このままでは青森県のような歴史をたどることになる。
故郷を守る気概を持て。
なんのための行政か。なんのための政治か。
この国の財政はいずれ破綻する。
そのときに生き残るための闘いが、もうとっくに始まっている。
一人一人が、覚悟を決め、努力して、自力で土地に根ざした仕事をし、生きがいのある一生を送るために努力する。
行政はその手伝いをするための組織ではないのか。
いつまでもぼんやりしていたら、ごそっと足下をすくわれ、気づいたときには何もできない、ひ弱な地域社会になっている。
そんな未来は見たくない。







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