2013/10/17

のぼるくん 回復基調


のぼるくんの調子が上向きになってきた。
血尿も止まり、走り回っている。薬が効いたかな。
写真はのぼるくんの肉球。ピンクと黒のツートンカラー。


2013/10/18

PCの音再生環境を改善

録音作業を始めるために部屋の掃除を……と言いつつ何週間も経っている。
掃除を始めると何かが出てきて、そこで引っかかってまた掃除が滞る。
今日もYouTubeで知らないピアニストの演奏なんか聴いてしまった。
で、なんかもう、最近ではCDとかほとんど聴くことがなくて、YouTubeとか、PCのHDDにあるファイルを聴くことのほうが圧倒的に多いなあ……と思い、それならサブのモニターシステムとして使っているミニスピーカーとLepaiのアンプを音楽作業用の卓から外してPCのほうにつけちゃおうか、と思い立った。
スピーカーはずいぶん前に町田のヨドバシで購入したTANNOYのいちばん小さいやつ。小さくてもTANNOY? オーソドックスに素直な音がする。確か、ヨドバシの売り場で小さいスピーカーを全部鳴らしてみて、このスピーカーだけが「これなら買っても意味があるかな」と思わせるレベルの音だった。
これは百合丘の居間の天井に長い間ぶら下がっていて、安いミニコンポのアンプを通してテレビの音を出していた。
アンプはアマゾンで1800円くらいで売られているデジタルアンプ。出力は小さいが、普通に聴くには十二分。これまたものすごく素直な音質。組み立ては中国なので、中古部品っぽいコンデンサが入っていたり、半田づけが甘かったりするのだが、外れなければ(組み立てで初期不良がなければ)なんの問題もない。消費電力が少ないのも魅力。
交換したら、おお~、という音になった。今までも、PC用のパワードスピーカーセットとしては秀逸なやつだったけどね。やっぱり全然違う。特にベースの音。変にもこもこに強調されることなく、クリアにベースのフレーズが聞こえてくる。
目の前にスピーカーがあることで若干圧迫感が増えたけれど、いい音のためだ。よしとしよう。


こんな感じになった


Lepaiのアンプは本当に驚異的なコストパフォーマンスだ


TANNOYはイギリスのオーディオメーカー。高級機のブランドだけれど、そこでいちばん安くて小さいやつ


一時期流行った5.1chサラウンドのリア用スピーカーとして作られたらしい


フェイスブックに写真をUPしたら、またこれだよ。はいはい



↑1850円!! もう1台買っておこうかな。ちなみにうちはテレビにもこれをつないでいる


↑TANNOYのMercuryシリーズ、現行品で最小なのはこれ



ついでにこないだの乱入セッション↑ EWI4000Sの無線化キット+ZTアンプの組み合わせでライブがうまくできるのか実験したいと思っていたら、Daddy's Cafeのマスターが「明日、アンプ持って来なさいよ」と言うので、セッションデーでもないのによそのレギュラーバンドの日に無理矢理飛び入りして好き勝手やらしてもらった。失礼しました>バンドのみなさん。

このときはキーボードが欠席。おかげでバンドの人たちもとてもやりづらそうだった。
僕としても、コードが鳴っていればそれに合わせてソロフレーズを組み立てられるのだけれど、コードがない!
しょうがない、じゃあ、メロディが頭に入っている『枯葉』にしましょ、という感じだった。
コード楽器がないから、開き直って8ビートでど派手にいこう。本日はデジタルワビサビではなくて、普通にのりましょう! そうでもしないと聴衆が飽きちゃうだろうし……という思いつき。

でも、やっぱりコードが聞こえてこないのは厳しい。頭に浮かんだのと違う音が出ると、それに合わせて修整していく過程でどんどんダサくなってきて、ああ~、こうじゃないんだよな~~。今浮かんだメロディと違うんだよな~。次で取り戻すぞ……とかやりながら、基本はコードが聞こえてこない分、ちょっと精神的にカリカリしていて……。
やっぱり練習が足りないのよね~。思い浮かんだ通りのフレーズが瞬時に安定して吹けないとなあ。浮かんだとおりにちゃんと指が動けば、もっとどっしり感が出てくるはずなんだけど、道は遠い。
思った通りに出たのは2回目の頭だけかな。このフレーズは頭に浮かんだのと同時にちゃんと再現できたので満足。でも、その後で崩れて、再びダサダサになっていく……。
思い通りにいかず、家に帰ってきてからも鬱鬱としてしまった。しばらくはこの動画を見る気にもなれなかった。でも、やっぱり何度も見返して反省しないとね。
そのためにも、今度のPC用再生環境構築はよかったかな。特にベースのフレーズをちゃんと聴きたいのよね。このときはキーボードがいなかったから特にそう。ベースに頼るしかないから、ベースの音が聴こえてこないとうまく乗っていけない。ステージではあまり聞こえてこなかった。音量、倍くらい出ていてもよかったなあ。
ほんとは、ベースとEWIでアドリブ合戦みたいなのもやりたかった。バブブブッブババ~バロロロロ~ン(EWI) んぺんぺどど~ん、どどどどっどぴゅ~ん(エレベ)……みたいな。
ベースって楽器は、大好き。ライブではいちばん快感を感じる。うまいベースの演奏に出会うと、ベースばかり聴いていたりもする。
日本人では納浩一とかが好きだな~。

お勉強と修業のためのライブは、こんな感じのバンドでタイトなものをやっていけたら楽しいのかもしれない。
最近分かったのは、そうじゃなくて、すでにできあがっている「曲」を、きっちりかっちり破綻なくやることに楽しさを見出している人のほうが多いらしいということ。となるとやっぱり噛み合わないし、すれ違いが起きる。
「いい演奏」「いい音楽」というのも、「いい音」のことを言っている人(意外に多数派)がいるかと思えば、僕みたいに「いいメロディ」のことを言っている人(かなりの少数派)もいるわけで、同じ音楽の話をしているようでいて全然違うことを言っていることがある。
そのことに気づいていったのは、30代に入ってからだったかもしれない。
それで、「ああ! そうだったのか!!」と、これを書いたんだっけ↓

これでもずいぶん丸くなったと思う。
37歳のとき吉原センセにジャズギターを習い始めたとき(げ! もう20年以上経ったのか!!)は、スタンダードジャズのナンバーを弾くことに意味を見いだせなかった。
「だって、すでにできている曲じゃん。それをうまく演奏する人が世界中にごまんといるわけじゃん。今さら演奏素人の僕がそれを練習してなんになるの?」
という調子だった。
そこで吉原センセ曰く。
「覚えれば、知らない人といつどこでもセッションができるでしょ」
……なるほど。
でも、それでも人が作った曲、すでに有名になっている曲を今さら演奏するなんて……っていう気持ちはあった。
もちろん、練習なんだから、課題曲として割り切るっきゃないわね……と、練習したわけだけど、レパートリーを増やしたいという気持ちは今でもまったくない。
ソロがなければ演奏しようとも思わない。他人が書いた曲であっても、ソロ部分では自分が瞬時に作曲するわけで、そこで初めて「自分の音楽」として向き合える。
ちなみに僕にとってのいいソロとは、指癖やスケール練習の延長で出てくるようなフレーズではなく、テンションを散りばめながらもちゃんとメロディとして主張しているようなフレーズ。そういうものに快感を覚える。価値を感じる。

ジャズはそれを追求できる音楽だと思っていたのだけれど、どうもそれは一般的な(?)ジャズのフィールドでは大いなる勘違いだったようなのだ。
となると、僕のような勘違いおやじは予定調和を乱す迷惑な存在でしかない。
……そのことを、最近また痛烈に思い知らされた。

今はちょっとまた気持ちを取り戻して、EWIの布教?のためには『8ビート枯葉』を録音するのもいいかな、なんて思ったりもする。
あくまでもEWI教布教のための材料として、だけど。
これは素人としての活動。純粋な創作活動というよりは、エッセイを書く、あるいは狛犬本を書くみたいなものかもしれない。
……やってみようかな……。
もしやったら、生まれて初めてオリジナル以外の曲を録音することになる。
あ、だから、これは音楽活動じゃなくて、何か違うものとして……? ま、いいや。理屈は。
余命も限られているしねえ。悩んでいる暇はないかもね。

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のぼみ~日記の写真は主にオリンパスXZ-10で、他にソニー NEX-5R+SONY 50mm/F1.8 OSS、フジフィルムX-S1 などでも撮っています


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