2013/07/21

英語版狛犬本を製作中

先日からずっと、英語版の狛犬本を作っている。
『狛犬かがみ』を底本にして、英語バージョンとしてアマゾンから全世界一斉発売しようという計画。
写真は追加や変更を重ね、英語のテキストも一応全部見直してもらっている。
しかし、想像以上に大変な作業になってしまった。

電子ブックはレイアウトをかっちり決められない。iPadや大型タブレットで見ても、iPhoneのようなスマホで見ても、破綻なく楽しめるようにするにはどうしたらいいのか……。
いちばん困ったのは写真とキャプションがページで泣き別れしてしまうことだ。仕方なく、余白がいっぱい入ってもいいから改ページコードを頻繁に入れる羽目になる。
これがまた、Kindle特有のコードがあったり、いろいろ予想外のことを経験しながら失敗の連続。
ようやくできたかと思ったら、ファイルサイズが大きすぎて受け付けてもらえなかったり……。
上の画像は、Kindleプレビューアーという「こんな風に見えますよ」という検証用のソフトで校正しているところ。

結局、画像をあまり小さくしたくないので、複数巻に分けて出すことにした。
で、ようやく第1巻が完成。出版したところ。

↑英語版アマゾンコムでの表示



↑試し読み画面



↑こんな感じで最初のほうは試し読みできる



それにしてもすごい時代になったものだ。
アマゾンに登録申請して数時間後には全世界で購入可能になる。
アップロードすると、スペルチェックも同時にしてくれる。ここのスペルは大丈夫ですか? と指摘してくるので、もう一度ファイルを修正して再アップロード……。
おそらくスペルチェックだけでなく、内容チェックもしているのだろう。禁止ワードやフレーズがあって、それがいくつも出てくるような本は危険な本だからそこでストップさせて人間が詳細審査する。問題なければ人間のチェックはほとんど入らずに自動処理でアマゾンのキンドルブックストアに並ぶ。
出版というものの概念を根底から覆すようなシステムだ。
有象無象がなんでもかんでも本になってしまう時代でもあるが、コストの問題や「売れない」という理由で日の目を見なかったものがどんどん出てくることにもなるだろう。
選ぶ側は大変だ。これからの出版社は、出版プロデューサー的な役割がほとんどになっていくんじゃないだろうか。

ハシリグモ

登録してから出版されるまでの時間、沢のチェックに行っていた。
U字溝の急な流れの中を泳いでいるものが目に入ったので網で掬い上げると、なんとクモだった。
このクモは落ちたのだろうか? それとも水陸両用型の生態なのだろうか?

かなりでかい


一緒に掬い上げられているのはアメンボ


どうやらハシリグモの一種のようだ


U字溝の壁には小さな巻き貝がはりついている。カワニナか
wikiによれば、
//水辺の種では、水面や水中に出ることがよくあり、魚やオタマジャクシを食うことがあることも知られている。“捕食”といっても消化液で獲物の体内を吸い取るだけの多くのクモと異なり、ハシリグモの仲間は物理的に噛み砕いて食べてしまう。//
……とあるので、ほぼ間違いないだろう。
この一角は本当にいろんな生き物が集まってきている。見た目はしょぼいのだが、背後に雑木林があることが大きいのだろう。昔はさぞ生態系が豊かだったのだろうなあ。

魚やオタマジャクシを襲って食うといえば、オオカミ池では毎日こんな光景が繰り広げられている↓ マツモムシがメダカの稚魚を襲うのだが、メダカもすばしっこくてなかなか簡単には捕まらない。


■7月28日(日) 大阪西成でトーク&ライブ

クリックでチラシ画像 7月28日(日曜日)
●本編:

14時より 釜ヶ崎ふるさとの家 でトーク&ライブ。
大阪市大の公開講義とほぼ同じ内容。「フクシマ」の話。後半はライブ&セッションで音楽をお楽しみください。参加費500円
13時半  開場
14時   開演 ハナママあいさつ、コマイナーズのウェルカム演奏
14時20分 第一部:たくきよしみつトーク(途中休憩10分つき100分を予定)
16時   転換・休憩
16時10分 第二部:ライブ&セッション たくき弾き語り、地元ミュージシャンゲストとセッションなど
17時   終演


●打ち上げ:
18時より、場所を近所の居酒屋「集い処はな」に移して、ライブセッション中心の打ち上げ。
これのみ参加というかたも歓迎。コマイナーズはじめ、地元ミュージシャンの飛び入り参加も?

たくき よしみつ講演 7月26日大阪市大にて


●7月26日(金) 15時~17時30分
●大阪市大工学部中講義室にて
●授業の一環ですが、一般の聴講歓迎いたします(無料)

クリックすると詳細ページへ
クリックで詳細ページへ↑

♪♪
↑今日の一曲
『Sophia Blue』(Vocal・ギター:たくき)
(クリックした先で試聴できます)



オリンパスXZ-10
のぼみ~日記の写真は主にオリンパスXZ-10で、他にフジフィルムXF1、X-S1 でも撮っています


更新が分かるように、最新更新情報をこちらの更新記録ページに極力置くようにしました●⇒最新更新情報

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たくき よしみつ 新譜・新刊情報

数字と確率で実感する「フクシマ」

今、私たちがこうして普通に暮らしていられるのは、奇跡のような幸運が重なった結果……。
あのときもし夜だったら? 風が海側から吹いていたら? 地震があと1年早かったら……?
さまざまなIFがすべて幸運なほうに転んでくれたから、汚染がこの程度で済んでいるという事実
日本を「リスタート」させるために絶対に知っておかなければならないことをコンパクトにまとめた1冊

■アマゾンKindle版(Kindle端末またはスマホやiPadのKindleソフトで読む場合)

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音楽アルバム『ABUKUMA』

iTunesストアで試聴する 『ABUKUMA』(全11曲)
7年間過ごした阿武隈に捧げる自選曲集。全曲リマスター。一部リミックス。新録音『カムナの調合』弾き語りバージョンも収録。
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⇒ライナーノートはこちら



「福島問題」の本質とは何か?


『3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』(岩波ジュニア新書 240ページ)
『裸のフクシマ』以後、さらに混迷を深めていった福島から、若い世代へ向けての渾身の伝言

第1章 あの日何が起きたのか
第2章 日本は放射能汚染国家になった
第3章 壊されたコミュニティ
第4章 原子力の正体
第5章 放射能より怖いもの
第6章 エネルギー問題の嘘と真実
第7章 3・11後の日本を生きる

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裸のフクシマ  『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社 単行本352ページ)
ニュースでは語られないフクシマの真実を、原発25kmの自宅からの目で収集・発信。驚愕の事実、メディアが語ろうとしない現実的提言が満載。

第1章 「いちエフ」では実際に何が起きていたのか?
第2章 国も住民も認めたくない放射能汚染の現実
第3章 「フクシマ丸裸作戦」が始まった
第4章 「奇跡の村」川内村の人間模様
第5章 裸のフクシマ
かなり長いあとがき 『マリアの父親』と鐸木三郎兵衛

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