2013/04/05

カエルのための池造り(3)放射能測定


さて、気になっていたことがあるので忘れないうちにやっておこう。
この庭の放射線量測定だ。この庭は石塀で完全に囲まれていて、あちこちに苔なども生えている。目の前は檜や杉の暗い林で、ここもまた放射性物質が溜まっていそう。
表の道沿いは大方雨で流れていった感じがするが、それでも我が家は屋内でも0.15μSv/hくらいはある。
引っ越して来たときに付近の林の中を測ったら、おおむね0.2Sv/h程度だった。高いところで0.3μSv/hくらい。
この庭はかなり高そうな気がする。
測ってみると、案の定、周囲の土地よりも確実に高めだった。

縁側でさえこんなにある


庭の中でも、苔むしているあたりは高そう……


一瞬だが、最高で0.383μSv/hまでいった。0.3μSv/hは確実にある

この数値をどう考えるかは、人によって大きく違ってくるだろう。
僕はあまり気にしないことにしている。除染しようなどとも思わない。土に染み込んで固定されている分には恐れるほどの量ではないと思うことにしている。そう思わないと、関東では生きていけない。
嫌なのは、砂塵などで舞い上がること。だから、線量が高いこの庭より、表の未舗装の道のほうが怖いと思う。
車が通るたびに土煙がもうもうと巻き上がる。それを吸い込まないようにするのはほとんど無理だから、微量のセシウムは絶えず吸い込んでいると思う。
食べ物に含まれているよりも、そうして呼吸で吸い込むほうが怖い。微量であっても……。
だから、なんとか玄関前の道を舗装したいのだが、接している地主が半分ずつ持っている私道なので無理なのだ。

それにしても、国と電力会社はとんでもないことをしてくれたものだと、改めて思う。

さて、気持ちを切り替えて、楽しい池の完成式。水を入れるぞ~。

真ん中にカエルが休憩する島を造る


いよいよ水を入れて完成


いい感じじゃないの?


みなさんには退屈な写真だと思いますが……角度を変えて見て、またにんまり


あとはカエルが来るのを待つばかり

命名:オオカミ池。

前方後円墳みたいだなあ、と思いながら掘っているときに思いついた。古墳=天皇の御陵。でも、天皇池じゃいくらなんでもだし。天王池でもなんだかなあ、だし。天照大神から「大神」を連想。山の神……絶滅したニホンオオカミにも思いをはせて。
なんかダイナミックなイメージだし、ラフに作った感じから、大雑把ながら、大志を抱きつつ……みたいな感じも込めて。
セシウムの汚染も受け入れて、自然の偉大さに敬意を払いつつ、この地で生活していく上で、蛙やアメンボと一緒に生きていくのだという祈りを込めて……な~~んちゃって。


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