モリアオのオタマが生き残っていた！（承前）

前回、卵のあった下の雨池が干上がっていてショックを受けたのだが、駄目元で水は入れていった。
今回はどの池も少しは水が残っていた。雨池を覗き込むと……え？？
オタマがいる！！　しかも、よく見ると、もう後ろ脚が生えている。その後ろ脚が緑色をしているではないか。つまり、アオガエルのオタマなのだ。
要するに、全滅ではなく、生き残っていたのだ。
オタマは水分を含んだ泥の中でもそこそこ生き延びていることがある。それは今までにも、山葵池などで経験している。
間一髪で生き延びていたオタマが何匹かいたのだ。

ここまで育てば、多分もう大丈夫。もうすぐ前脚も生えてきて陸に上がる。ヘビに食べられたりしなければ、そのまま森に入っていくだろう。
ガンバレよ。生き延びて、数年後、戻って来いよ。
この子はどの卵から生まれたカエルの子孫なのだろう。
国道399の上に産みつけられていた卵かな。みれっとファームのよーすけさんが拾った卵かな。獏原人村の大塚家の田んぼの縁に産みつけられた卵かな。
今までうちで孵化させた救出卵の数々を思い浮かべてみる。

全部で10個くらいあったのかもしれない。
なんとか今年中に川崎の旧仕事場を処分して、片付けを終わらせ、来年はなんとかのぼみ～を連れて来て、6月7月は長期滞在してモリアオの産卵を見守りたいと思った。
人間はどうにでもなるのだが、狭い家の中であいつらは大人しくしているわけがないだろうなあ。う～む。