連日の炎暑

例年だと、この時期は年一度の上智ライブなのだが、今年からなくなった。
このまま腕が落ちていく一方、歳を取る一方というのも情けない。せっかくコンビニまで5kmの都会？？に来たのだから、ここ日光市周辺での音楽活動ができないものかと、いろいろアンテナを伸ばしていた。
美容室のマスターが、「日光市にもライブハウスあるんですよ」というので行ってみたのが「Daddy's　Cafe」。
ここの店長（3代目だという）が元気な人で、日光音楽活動支援クラブというのを作って精力的に活動している。
店はブルース、ロック、フォーク、ジャズとなんでもありのようだ。そこが毎年やっている「Nikko　Music　Station」という野外ライブイベントがあるというので、参加させてもらうことにした。
8月31日の夕方が僕の出番。

ベンチャーズのコピーバンドに挟まれてビアガーデン形式の会場でひとり弾き語り……これはもう、誰も聴いていない喧噪の中でやることは間違いない。
そういうのは川内村で何度も経験させられた。
最近では、これはライブではなくて「修行」なのだと考えるようにしている。
もとより僕のような給料をもらわずに暮らしている人間は、人々のお布施をいただいて生きている。お布施をいただく身で贅沢は言えない。
皮肉なことに、今まで誰も聴いていない喧噪の中での演奏が何度かあったが、そういうときがいちばん演奏の出来はよかったりするのだ。
解脱の境地でやれるから？？
まあ、これも自分のため。少なくとも、やっている自分はごまかせない。