2011/06/11

第1回ミニミニ復興会議

震災から3か月目の6月11日、あちこちで脱原発デモや復興イベントなどが行われていたが、ここ川内村では、地味に小規模な「原発被災者連絡会議」的な集会が行われた。
集まったのは20人くらい。「行きたいのだが、別のイベントに関わっていて行けない」というような人がずいぶんいた。11日を外したほうがよかったのかもしれないが、まあ、最初からこの規模の集まりだと予測していたからこそ、この程度の場所にしたのだし、これでよし。

三春町、都路からも参加者が


例によってガイガーカウンター展示会

それぞれの参加者の今までの体験や、今後のことをどう考えているかを聞けて、有意義だった。

最初なので、誰もが切実に抱えている問題をコンパクトに声明にまとめましょうということで、


これまで独自で線量計測をしたり、検査機関に土壌や水質調査をお願いしてきました。
その経験から、自らの環境の安全性を把握するには、
①正しく測定された情報を入手するとともに、
②日常的な計測も欠かせないと確信しました。

今後も私たちは自分たちの安全を、自分たちで把握するために、身の回りの放射線量を日常的に計測していきます。
そのうえで、個人では限界がある以下の点について要求します。

①各家庭の水質検査をしてください
②各戸の庭先の土質検査をしてください
③すべての農地の土質検査をしてください
④必要な数の線量計を配ってください

自然豊かな阿武隈の地で暮らし続けるために、まず放射線被害の実態の把握が第一歩だと考えます。
それに続けて、線量低減化などの対処や未来への復興があるのだと信じています。


……といった内容の声明と請願を出すことにして閉会。

2011/06/12

シュレーゲルアオガエル


山葵池のほとりで今年初めてシュレーゲルアオガエルを見つけた。とても小さいので、去年生まれたオスだろうと思う。よく冬を乗り越えられたものだ。

小さくてもアマガエルじゃないよ


じろじろ見られてる~


いつもの年だと、田圃に流れ出したシュレの卵を救出してなんとか孵化まで持っていき、池にオタマを放している時期なのだが、今年はなにせ田圃に水が入らないのだからどうにもならない。カエルたちはどうしているのだろうか。
写真は撮れていないのだが、弁天池には小さなトウキョウダルマガエルも一匹棲みついている。これも昨年生まれた子だろう。水場がないので、かなり長い距離を移動して我が家までやってきたのだと思われる。

モリアオらしき鳴き声が連日聞こえているのだが、産んでいない。雌がいないような気がする。今年もダメか……。がっくり。




一つ前の日記へ一つ前へ    abukuma.us HOME    takuki.com HOME      次の日記へ次の日記へ



あのとき、さまざまな偶然が重ならなかったら今頃日本は本当に「終わっていた」ということを、的確に分かりやすく解説。 ご案内ページは⇒こちら
A5判・40ページ オンデマンド 中綴じ版 580円/平綴じ版 690円(税別、送料別)
製本の仕方を選んでご注文↓(内容は同じです。中綴じ版はホチキス留め製本です)
製本形態

新マリアの父親
「フクシマ」を予言した小説と言われる『マリアの父親』の改訂版が「紙の本」で甦る。試し読みは⇒こちらから
A5判・124ページ オンデマンド 980円(税別、送料別) 





iBooks図書館ガイド  Kindleアプリで本を読む

tanupack音楽館  よいサイト 41.st  たくき よしみつの本 出版リストと購入先へのリンク  デジカメと写真撮影術のことならここへ! ガバサク道場