10/07/24

フライデー


フライデー(講談社)が地デジ問題のことで取材したいと、はるばる川内村までやってきた。
地デジ問題というより、今はもう「BS17スクランブル問題」と絞ったほうが分かりやすい。そこからいろいろな矛盾が否応なしに見えてくるから。
ただ、このあたりまえの主張が、今はまだメディアではタブーとなっていて、つぶされてしまう。
ほとんどの人にとって、どうでもいいことなんだろう。いちいち腹を立てていられない、という感覚。

最寄り駅(といっても15kmくらいある)まで取材記者を迎えに行く。その後、嫌でも目に飛び込んでくる巨大風車群。
「景観がだいなしですね」
……と、記者さん。まあ、普通はそう感じると思うのだが、これを観光施設、あるいは外からの金が入ってくる装置だと勘違いしている人がいっぱいいるのでこういうことになるのである。

愛ちゃんが茅葺き屋根工事を手伝っているという話だったので、現場に行ってみたが、「愛は今日はお休み」と、親方。じゃあ、獏に行くか……と移動。

途中、廃校になった小学校に作った無意味この上ない「公園」を視察。
クッション舗装のランニングコースまであるが、ここに人が集っているのを見たことがない。
あの立派な木造二階建ての校舎と体育館をそのまま利用して、ビジネス誘致、あるいは地元起業を促すことをなぜ考えないのか。
使わない公園にするための補助金は出るが、過疎地が自助努力で経済成長する道には金が出ない、ということなのか。
要するに志の問題。こんなことをいつまでも続けられるはずがない。このままでは村が消滅してしまう。本気でビジネス戦略を立てないといけないのに、未だに目が醒めていない。村にとっての本当の財産はなんなのかが分かっていない。いろいろある中で、ここがいちばん恥ずかしい場所になった。

ついでにこれも……。今日はタワー部分が置かれていた。これで1/3くらいか


獏原人村で久々にマサイ・ボケ夫妻と短いお茶タイム


大塚家は、またモノが増えていた。子供ふたりの遊び場がどんどん拡張中。
しょうかんさんはこの日の朝、ぎっくり腰をやったらしくて、それで愛ちゃんが急遽仕事を休んだらしい。

片側のガードがない滑り台。強い子の遊び道具


記者さんとしょうかんさん


腰、早く治るといいね

10/07/25

翌日は蕎麦天山で昼食。
メニューがすっかり変わっていた。今まではもりそばだけで、蕎麦の挽き方によって白と黒が選べたが(黒といっても十分に磨かれていて白かった)、その種類が消え、冷やしたぬきとか、いろいろメニューが増えていた。でも、量が少ないのは相変わらず。
これは鰻とろろ蕎麦。
ここはがっちり昼飯を食うところではなく、お洒落にちょっこしうまい蕎麦をおやつ代わりに食うという感覚。銀座の蕎麦屋みたいな感じかなあ。


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