10/05/29

シュレの季節もそろそろ終わり

急に冷え込んだ。ももひきを履きたくなるような寒気。
久しぶりに工事中の林道のほうに行く。ジョンは工事の人にもすぐ近づいてヘラヘラする。
かと思うと、林に突進。その先には尻尾がふさふさした動物が逃げていく姿が。一瞬しか見えなかったが、尻尾の感じからすると、かなり大きめのホンドリスだろうか。
工事脇の水たまりでは、アカガエルのオタマがたくさん泳いでいた。でも、この水たまり、もうすぐつぶされてしまうだろうなあ。

このオタマがカエルになれる確率はほとんどゼロだろう


ジョンの頭にバッタが……


ずいぶん長い距離、そのままだった


寝る前に、ツチガエルのオタマを見たら、こんな風に二匹寄り添って寝ていた。

10/05/30

パイプ敷設本番


今日も肌寒い。ジョンのお散歩は、トウキョウダルマガエルのいた田圃経由。しかし、カエルは一匹も見えない。寒いので不活発になっているのか。
シュレの卵があちこちで土から露出し、溶けている。無事にオタマが水田の中に流れ込んでいればいいのだが、急に寒い日が続いたので、どうもオタマにならないまま溶けてしまった卵が多いのではという気がする。卵核のまま溶け出している卵がたくさんある。

なんでしょう。ホタルブクロよりはるかにでかい



散歩の途中で一休みしていたら、予想より1日早く黒パイプが届いた。
ドライバーは田圃のところから先はトラックが入れないと思って、これをかついでやってきた。入れるのだけどねえ。
思ったほどでかくはない。
まだ日が高いので、さっそくやってみることにした。

先に、取水側にいくつか穴をあけておく。敷いてからだとできないので


絡まらないように、脚立に竹を通してこんな風にセットした

ここから先は、あまりにも大変で、写真を撮っている余裕がなかった。
よいしょ、よいしょとひっぱりながら、上流へ。
沢の周りの土地はアップダウンや屈折を繰り返しているので、最短距離を通すのは難しい。
パイプをあまり目立たせたくないし。
で、ようやく全部引き伸ばしたところで、やはり取水口予定場所に届かないことが判明。120m以上あったか。
家側のルートを少し変更したりして、ちょっとずつ伸ばしていく。それでもどうしても5、6m足りない。
仕方ないので、予定の場所より数メートル手前に、仮にパイプの先を沈めて、とりあえずは水が通るのかどうか実験した。
……ああ〜、やっぱりダメね。うんでもすんでもない。高低差は取れていると思うのだが、途中、アップダウンがあって、空気が抜けないのだろう。
そこで、逆転の発想で、家側のパイプを蛇口につないで、井戸の水を上流に向かって注入してみた。
これがあっさりと通り、そのまま蛇口から外すと、見事に水が噴き出した。
水圧も予想よりずっと高い。高低差何メートルあるのか分からないが、まあ、十分だということだろう。
この方式でエア抜きできることが分かったので、今後、エアが入って流れなくなっても、また同じように下流側から水を入れてやれば大丈夫……だと思う。
問題は泥だな。流入口につまった落ち葉など取ればいいけれど、パイプの中にじわじわと泥が溜まっていくと面倒。

日没が迫ってきたので、今日はこのへんにしておこう。
お隣で黒パイプの半端分があると聞いていたので、ジョンを返しに行ったついでにもらってきた。これをつないだりして、明日、整備。
出口側は、三つ叉を2つつないで3つの池に分岐させたのだが、雨池にだけ入らない。池の高低差の問題らしい。水量を調整するためのコックをつければいいのだな。一つ目の三つ叉にはコックがついているので、もう1つ買ってこよう。

一度水が出てしまえば、あら、予想よりも簡単だったわね、という感想だが、この状態がずっと続くのかどうか……疑問。
冬場はどうなるんだろう。凍るしなあ。パイプが破裂しなければ、別に冬の間は水が止まってもいいんだけど。

夜、サッカー、イングランド戦をアナログで見る。
ワイド画面の液晶テレビがありながら、スポーツ中継を4:3のボケボケ画面で見なければならないことほど不愉快なことはない。
今日はNHKの中継だが、BSではやらない。日本全国に、BS、CS以外ではハイビジョンはおろか、ワイド画面で受信できない環境がいっぱいあるということを、もっと真剣に考えてほしいものだ。
BS17で送信している首都圏の地デジ放送の同時送出からスクランブルを解除すればいいだけのことなのだ。
こんな馬鹿げたことがなぜ許されるのか。

BS17は期限付きの「補完的措置」と位置づけられているが、では、その期限後にBS17の帯域はどうするのか。
話は極めて簡単である。

1)BS17のスクランブルをただちに解除する
これによって、わが家のようなハイビジョン難民のほとんどは、BS受信環境で地上波をゴーストなし、ワイド画面で見られる。

2)BS17が期限付きサービスだというなら、その期限後には、地方局に帯域を開放せよ
地方局はそのときまでに、道州制的な連合を組み、自社制作のオリジナル番組を全国に流す準備を整える。

これで、BSアンテナもハイビジョンチューナーもワイド画面テレビもありながらアナログのボケボケ4対3画面を見なければいけないというわが家のような理不尽を押しつけられている環境は解消するし、地方局は生き残りを賭けて面白いオリジナル番組制作に乗り出す。いいことばかりで、なんのデメリットもない。
このままでは、どっちみち地方局はつぶされてしまう。
頑張れ地方局。戦わないでどうするのか。

こんな哀しいTシャツは着たくない



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