09/06/02-03

臨時の修理屋さん

自動車税を払うのを忘れていた。期日を1日遅れて支払いに小野町まで行った。
オリーブで昼飯を……と思ったら、火曜定休。どういうわけか、キッチンフライパンも同じ火曜定休(ずらしてくれればいいものを)。仕方なく、買い物を済ませてから滝根まで戻って「かなや食堂」で昼食。
1時45分頃だったが、みなさんまかない食事の最中で、悪いことをした。
ちょっと悩んで、結局、いつもの豚焼き肉定食。ジュージューと盛大な湯気を出しながら熱々のグリルが運ばれてくる。
たまには牛にしてみようと思いつつ、いつも、でも、健康には豚だよなあ。国産だし……と、豚になってしまう。

こちらは一風変わった味の冷やし中華


帰ってくるともう夕方。待ちかねたジョンを連れてお散歩。
アオコ大量発生はうちのマツモ池だけでなく、このへんの田圃や用水路のあちこちで見られる。
すっかり緑色になっている田圃↑↓

普通ならここはオタマの定位置なのだが……


涼を求めて川に入っていくジョン

09/06/03

いつも行くコンビニの若旦那から、「社長(父親)が趣味でやっているカラオケ小屋にあるBOSEのスピーカーが調子悪いので診てもらえないか」と言われ、見に行った。
BOSE802という、一般家庭用には普通はまず置かないPA用スピーカーを十数年前に購入してカラオケセットにつないでいるのだが、どう考えてもまともに低音が出ていないという。
すでに事前に聞いた話で、専用イコライザーをスピーカーとアンプの間に挟むなど、とんでもない接続をしているらしいことは分かっていたのだが、いざ見てみてびっくり。
なんだこれは??
ありとあらゆるところが「間違って」いる。
まず、専用イコライザーとアンプをつなぐケーブル(片方がXLRのバランス端子で片方はRCAピンのアンバランス)を自作している(ケーブルを切って、手で寄り合わせてつないでいる)のだが、なんと、ホットとコールド線を一緒にしている。つまりショートしたケーブルを作っているわけで、これでは音が出るわけがない。
そのショートしたケーブルをさらに接続ミスしていて、ただのダミーのような配線になっている。つないであるだけで、まったく信号が来ていない「飾り」になっているのだ。
さらには、スピーカーの接続も間違い。インピーダンス設定も間違い(接続機器を考えれば-10dBにすべきところを+4dBにしてある。これでは音量がガクンと落ちる)。予想以上にひどい結線ミスが何重にも重なっていて、頭が痛くなってきた。
う~~~ん……。

今月、オーディオの本が出る。『大人のための新オーディオ鑑賞術』(講談社ブルーバックス)というのだが↓、
大人のための新オーディオ鑑賞術

これはそういう話とも違う。
弱電だからこうして笑い話になるが、電源配線とかでこんなでたらめをやったら、電気製品がことごとく壊れたり、家が燃えたりしかねない。

とりあえず、BOSE802本来の音が出るようにはしてみた。
時間があればもっと調整したいところだが、とにかく普通に音が出るようになっただけでも気持ちがスッキリした。これで、ここに集まるみなさんが今までより気持ちよく楽しめればいいのだが。

ちなみに、カラオケの音というものは、MIDI音源で、安く手っ取り早く作られている。通信カラオケは、100%MIDI(カラオケセットの中に入っている音源を鳴らしているだけ)である。
これらは、ハイファイオーディオやクオリティの高い演奏などとは違う世界のものだから、これ以上の音質を求めても意味がない。鳴らしているアンプもカラオケセットのアンプだし。だから、このシステムでは、BOSE本来のど~んとした迫力のある音が出ていればそれでOK。やっぱBOSEだね、という状態にできればいいのである。

しかしまあ、こういうことって、あちこちでかなりいっぱいあることなんだろうな、と思った。
趣味の世界にはありがち。
クルマも、お金をかけて変なアクセサリーパーツをつけまくり、走行性能を落としているカーマニアはたくさんいる。趣味というのは不思議な世界だ。で、その趣味の世界においては、理屈ではありえないような商品が生まれ、売れたりする。考えてみれば、1000万画素超のコンパクトデジカメなどは、そうした奇形商品かもしれない。あれは、素人の思いこみをメーカーが利用して、わざと変なモノを作ってしまった例だ。
なんであれ、商品が売れればメーカーは儲かる。経済というのは、実に難しい。

とりあえずまともな配線をしてまともな音が出るようになったBOSE
他のスピーカーはいらないので片づけたほうがすっきりしそう。昔のコンポオーディオのもの


家に帰ってきたら、土手池のそばにアヤメ?が咲き始めていた


そうそう。若旦那の家(というか社長の家でもあるのだが)の前の田圃にいたカエルを一瞬(本当に0.5秒くらい)見たが、どうもトウキョウダルマガエルのようだった。村でトウキョウダルマガエル(またはトノサマガエル……個体差がほとんどないので見分けがつかない。一応、東北にいるのはトウキョウダルマガエルということになっているのだが、亜種で混血可能だから、現在ははっきりした分類が不可能な状態ではないだろうか)を見たことはない。もしトウキョウダルマガエルかトノサマガエルだとすれば、この村には、東北地方で確認されているカエルのうち、ウシガエル以外のすべてのカエルがいることになる。(ウシガエルだけはまだ確認できていない。いなくてもまったくかまわないけれど)

ところが、この田圃のカエルについては若旦那から変な話を聞いた。
おびただしい数のカエルが一斉に田圃から飛び出してきて、家に突進し、壁や窓にぶつかって大量死するというのだ。若旦那は「朝起きると、軒下で100匹くらい死んでいる」というのだが……100匹はオーバーとしても、そんなに大量のカエルが狂ったように家の壁や窓に突進して衝突死するというのはなんなのか。あまりにも異常すぎる。何か原因があると思うのだが、恐い話だ。今度しっかり確かめたい。
うちの池のオタマも、今年は水の流入口に偏って溜まっていたりして、いつもとは違う行動をしている。家の周りではあちこちにモグラやネズミの死骸が目立つ。天変地異の前触れなどではないことを祈りたい。

日本に巨大風車はいらない 風力発電事業という詐欺と暴力


カムナの調合

カムナの調合

(96.3/読売新聞社、1600円)……佐渡を起点に、人間が突如狂暴化する謎のウイルスが日本上陸か? 『天狗の棲む地』の続編的作品。『ダ・ヴィンチ』誌が特集した「映画監督が映画化したいと思っている日本のミステリー」で、鹿島勤監督が第一位にあげた作品。

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