09/02/05

パナソニック DMC-LX3とLX2の比較テスト(その2)



LX2: 1/400秒、F2.8


LX3: 1/400秒、F2.8

Pモードで、たまたま同じ露出条件で撮れた。

LX2:  F3.2 1/100秒 28mm相当


LX3:  F2.2 1/125秒 24mm相当



LX3:  F2.8 1/200秒


LX3:  F2.8 1/200秒 暗部補整機能 弱

LX3には、暗部補整機能というのがついている。コントラストが強すぎる場面で、影になった部分の黒つぶれを防ぐというもの。OFF、弱、中、強と変えられる。
上はそれを「弱」で有効にしてみた。壁の影の部分が若干違っている。

LX2: 1/250秒 F4 28mm相当 ISO 100 普通にPモードで撮るとこうなる


LX3: 1/250秒 F2.8 24mm相当 ISO 80 これもPモードで。ISOオートだと80で撮れる




LX2: 1/80秒 F2.8


LX3: 1/200秒 F2.8

LX2だと、明暗差を埋めようとすると、露出を明るくするしかない。LX3はレンズが明るい分、露出を明るくしてもシャッター速度が確保でき、なおかつ「暗部補整機能」も使えるので、かなり有利な印象。
しかし、LX2も十分健闘しているのではないか。


LX2: 1/30秒 F2.8


LX3: 1/40秒 F2.0



LX2 上の写真の一部を等倍で


LX3 上の写真の一部を等倍で

室内でも、LX2は十分きれいに撮れる。これが2万円以下で手に入るなら、とてもお買い得だ。

LX2: 1/2.5秒 F3.6 56mm相当 ISO 200


LX3: 1/13秒 F2.8 60mm相当 ISO 400

LX2のISO感度が固定になっていたのかと思ったが、確認したらAUTOになっていた。Pモードで撮ると、これだけ暗くてもISOは200で、シャッター速度を1/2.5秒という極端な値にまで伸ばすらしい。
LX3は、Pモードのときは、メニューで「下限シャッター速度」を設定できる。デフォルトは1/8秒になっているので、LX3だったら、上のLX2のサンプル「1/2.5秒」というのはありえないことになる。
しかし、そのありえないシャッター速度でもぶれていないのだから、LX2の手ぶれ補整機能は大したものだということか。
ワイド側でも撮ってみた↓


LX2: 1/8秒 F2.8 ISO 200


LX3: 1/25秒 F2.0 ISO 400


LX2: 上の写真の一部を等倍で


LX3: 上の写真の一部を等倍で

LX3のほうが条件は圧倒的に有利なのだが、このくらいでも、LX2で踏ん張って手ぶれを防げば十分対抗できる。
LX2も大したものだなあ、と感心。

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