08/12/12
本日から掘り直し
1本目の井戸は自分で最後埋めた。虚しかった。
さて、一夜明け、今日からいよいよ仕切り直し。あの場所で本当にいいんだろうか。
考えた末のポイントではあるが、心配はつきない。上に電線があり、横は倉庫だから、車の出入りに邪魔にならず、電柱、電線に引っかからず、なおかつ母屋からあまり離れておらず……といういろいろな条件から、掘る場所はかなり限定されてしまう。
会長さんの「今度は出ます」という言葉を信じるしかない。
しかし、出なかったときの覚悟は決めている。
掘削機組み立て完了
頼もしいような、不安なような掘削機の姿……
いよいよ掘削開始。電線、というか光ファイバー線をクレーンが切らないかと冷や冷やしながら見守る。
掘削機との隙間はほんの10センチくらいしかない。ロッドの継ぎ足しのたびに、クレーンがこのファイバー線ぎりぎりに動く。
最初は土が出てくるだけ。
石にぶつかることもなく、まずは土の層を掘り進む。9m掘っても水はまったく出ず、土が出てくるだけ。普通の浅井戸なら2メートルも掘れば水が出てくるので、今回もハズレの場所なのか……と暗澹たる気持ちになる。
4本継ぎ足しで12m。このへんからじわじわと水が出始めた。しかし、水脈という感じではない。
12mを超えたあたりから水を含んだ地層に到達。
さらに掘り進むが……
本日は18m(6本)で終了。ここでロッドを抜き、次からはシングルビットで掘っていくらしい。
ダブルビットで掘る場合、太い鉄管を一緒に打ち込んでいくので時間がかかる。
鉄管の中にロッド(先端の掘削ビットを回す棒)を入れてから継ぎ足して挿入していくので、その手間もかかる。
岩盤から先はシングルビットで掘るほうが速いのだが、穴の壁が崩れてロッドを引き抜けなくなると悲惨なことになる。見ていると本当に大変な作業。重労働というだけでなく、神経を遣う仕事だ。
明日、明後日は休むとのことなので、山場は来週の月曜日。いよいよ運命の分かれ道。それまでの2日間が長いなあ。
これがダブルビット
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