■3人写真展 「あぶくま満喫」
首都圏から川内村に移り住んだ3人のカメラマンが、惚れ込んだ阿武隈の情景を撮った写真を持ち寄り、写真展を開きます。
廃校になった小学校を「ひとの駅」として再生させようとしている管理人。電気も電話も引けない「獏原人村」に住む一級建築士。狛犬研究家の肩書きも持つ作家。個性の強い3人が、自慢の作品を持ち寄りました。
テーマは「あぶくま満喫」。3人とも、阿武隈の魅力に吸い寄せられるようにこの地にやってきただけに、地元の人が、普段は気にもとめていないような風物も、はっとさせる美しさ、ユニークな視点で切り取っているかもしれません。
第一回の会場に選んだのは、この夏、川内村に誕生したばかりの「カフェ・ダノニー」。広々とした空間は、アートスペースやライブハウスとして多目的に活用できるようにと作られました。
こだわりのカレーや自慢のコーヒー、スウィーツを味わいながら、15枚の大型写真パネルをお楽しみください。
◆会期 2008年9月3日(水)〜9月16日(火) ※木曜日はお休み
◆場所 カフェ・ダノニー
福島県川内村上川内町分312 (旧川内第二小学校、現・大智学園の手前)
電話:0240-23-4326
アクセスマップは
⇒こちら
http://www.danony.jp/
◆出品者Profile(ABC順)
●にしまき ひろし
1957年 神奈川県藤沢市鵠沼生まれ
東京世田谷育ち 川内村民2年目
オートバイのレース現場で撮影や取材をしていた雑誌屋稼業出身。今はトライアルという、マニアの間でのみ熱烈な人気を誇るモータースポーツの情報誌『自然山通信』を刊行している。この取材で全国、ときには海外にも取材にいくことがある。
かつては、砂漠のラリーのパリダカやジャングルを旅するイベントにも従軍取材をしたことあり。カナダのマッケンジー川を下って北極海へいこうと企て、遭難して心やさしい現地の親子に助けられたこともある。
川内村では、旧川内第三小学校「ひとの駅かわうち」に住む。
http://www.hitonoeki.com/
http://www.shizenyama.com/
●大塚 尚幹(しょうかん)
1972年 東京都大田区生まれ
1996年 多摩美術大学美術学部卒
大学在学中、グループ展(総合芸術展、写真展)2回主宰。
横浜市都筑区主催の祭りの装飾担当。
横浜市成人式ポスター写真撮影担当。
芸能プロダクションにて、写真撮影担当。
2000年 SHOKAN design設立。
2000年 墨田区向島博覧会 参加。
2004年 新宿にて「買ってはいけない衣食住+Art」主宰。
2005年 川内村に移り住み半自給自足生活をする。
http://shokan.jp/
●たくき よしみつ
1955年 福島県福島市生まれ
作家、作曲家、狛犬研究家、カエルフェチ?など多彩な顔を持つ。
2004年10月の中越地震で越後の家を失い、同年12月末に川内村へ。現在、川内村在住。
25歳から全国の神社を巡り、狛犬の写真を撮り続けている他、デジカメ登場後は「日常写真家」を名乗り、「ガバサク理論」なるものを布教中。
写真関連の著作に、『狛犬かがみ』(バナナブックス)、『デジカメ写真は撮ったまま使うな!』(岩波アクティブ新書)、『裏技デジカメ術』(青春新書)。10月には講談社現代新書から3冊目のデジカメ本を出版予定。
現在、朝日新聞be土曜版、YomiuriPCにて、デジカメ関連記事を連載中。
http://takuki.com/